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ペット安置に必要なもの一覧|セット品・買える場所・費用

安置・保冷の方法
2026年07月29日
ペットの安置に必要なもの一式|ペットシーツ・タオル・保冷剤・段ボール箱

公開日:2026年7月29日

ペットの安置に最低限必要なのは、「ご遺体が入る箱」「体の下に敷くペットシーツ」「体を冷やす保冷剤」の3つです。この3つがあれば、今夜のところは形になります。段ボールとバスタオルは家にあるもので足りますし、保冷剤は100円ショップやドラッグストアでも買えます。

急いで買い足すべきは保冷剤です。ハードタイプの保冷剤は、交換しながら使うため同時に当てる数の倍が要ります。猫や小型犬でも8〜12個が目安で、家庭の冷凍庫にあるお弁当用の小さなものでは足りません。この記事では、揃えるものを優先度順に並べ、深夜でも買える場所と費用の目安までまとめます。

買い足したペットシーツと保冷剤を玄関に置いたところ

【一覧表】ペットの安置に必要なもの

優先度の高い順に並べました。★★★は今すぐ、★★は当日中、★は余裕があればで構いません。

優先 もの 用途 買える場所 費用の目安
★★★ ハードタイプ保冷剤 お腹・首・頭を冷やす主役 ホームセンター・通販 1個 数百円〜1,000円前後
★★★ ペットシーツ 体液を受け止める。箱の底に敷く ドラッグストア・スーパー・100円ショップ 数百円〜1,000円前後
★★★ 体が入る箱 ご遺体を寝かせる 家にある段ボール・ホームセンター 無料〜数百円
★★ バスタオル・毛布 シーツの上に重ねる。保冷剤を包む 家にあるもので十分 0円
★★ ビニールシート・レジャーシート 床を守る。箱の下に広げる 100円ショップ・ホームセンター 100〜500円程度
★★ ガーゼ・ウェットティッシュ 体を拭く。体液を拭き取る ドラッグストア・コンビニ 数百円
★★ 新聞紙 保冷剤を包む。湿気を吸う 家にあるもの・コンビニ 0〜200円程度
ドライアイス 3日以上の安置になるとき 産業用ガス店・葬儀社・通販 5kgで3,600〜5,000円程度(送料込)
軍手 ドライアイスを扱うとき(凍傷防止) 100円ショップ・ホームセンター 100〜300円程度
お花・お供え・写真 見送りの準備 花屋・スーパー 1,000円前後〜

費用は地域や店舗で変わります。全部を新しく買う必要はありません。箱もタオルも新聞紙も、家にあるもので構いません。実際に買い足しが要るのは、多くの場合ペットシーツと保冷剤の2つだけです。

まず揃える3つと、その理由

まず揃える3つ|段ボール箱・ペットシーツ・保冷剤

1つめは保冷剤です。安置の成否はほぼこれで決まります。傷みを進める最大の要因は温度で、特に内臓のあるお腹から始まります。エアコンを最低温度まで下げても一般家庭では16〜18℃前後が限界で、安置に適した0〜5℃には届きません。冷やす主役は必ず保冷剤かドライアイスになります。

2つめはペットシーツです。亡くなったあと、口や鼻、肛門から体液が出ます。これは自然なことですが、何も敷かずに寝かせると畳やフローリングに跡が残ります。賃貸だと退去時の原状回復の対象になることもあるため、シーツ1枚が結果的にいちばん安い保険になります。

3つめは箱です。体が入る大きさで、底がしっかりしていれば段ボールで十分です。火葬にそのまま出せる棺を用意したい場合の素材やサイズの選び方は、ペット用の棺・箱の選び方|サイズと火葬できる素材にまとめています。保冷に向いた発泡スチロールの箱を使う手もあり、その場合はペット遺体の発泡スチロール保管|入手先・サイズ・結露対策を参考にしてください。

深夜・今すぐ揃えるには|店別に買えるもの

深夜のコンビニで買えるロックアイス・板氷

夜中に亡くなることは珍しくありません。時間帯別に、どこで何が手に入るかを整理しました。

買えるもの 深夜
コンビニ ロックアイス・板氷、ウェットティッシュ、新聞紙、ゴミ袋
24時間スーパー 氷、保冷剤、ペットシーツ、タオル、段ボール(サッカー台のもの) ○(店舗による)
ドラッグストア ペットシーツ、ガーゼ、ソフトタイプ保冷剤 △(22時前後まで)
ホームセンター ハードタイプ保冷剤(大きめ)、ビニールシート、段ボール、軍手 ×(20時前後まで)
100円ショップ ソフトタイプ保冷剤、ビニールシート、軍手、ペットシーツ ×

深夜に動くなら、まずコンビニか24時間スーパーで氷を確保してください。ロックアイスは1袋200〜400円前後ですぐ手に入ります。溶けて水が出るので袋のまま使い、体の下にはペットシーツを敷いて水漏れに備えます。朝までしのげれば十分です。翌朝ホームセンターが開いたら、ハードタイプの保冷剤をまとめて買い直します。

どの保冷剤を選ぶかで迷ったら、保冷剤の選び方|ペット安置に使う種類・購入場所・代用に種類ごとの違いをまとめています。ドライアイスを当日中に手に入れたい場合の販売店はペット安置用ドライアイスの販売店は?東京で当日・24時間入手をご覧ください。

市販の「ペット安置セット」はある?

あります。ドライアイスと棺、保冷ボックス、敷布団などをひとまとめにした商品が通販で販売されており、ペット葬儀社が取り扱っている場合もあります。ドライアイスは5kg・15kgといった単位での販売が中心で、棺とセットになった形で届くものが一般的です。

セット品が向いているのは、何を買えばいいか判断する時間も気力もないときです。個別に集める手間がなく、必要なものが一度に届きます。一方で、届くまでの時間がかかる点と、家にあるもので足りるものまで含まれている点は割り切りが要ります。今夜どうにかしたいのであれば、セットの到着を待つより、コンビニの氷とペットシーツで先に手を打つほうが確実です。

家にあるもので代用できるもの・できないもの

保冷剤の代用になる凍らせたペットボトル・新聞紙・ビニール袋
代用したいもの 可否 注意点
ペットシーツ → 新聞紙+ゴミ袋 ゴミ袋を広げた上に新聞紙を厚めに。吸水量は劣るのでこまめに替える
保冷剤 → 凍らせたペットボトル 結露するのでタオルで包む。当てる面が丸いぶん効率は落ちる
保冷剤 → ロックアイス・板氷 袋のまま使う。溶けるのが早いのでこまめな交換が必要
棺 → 段ボール箱 底をガムテープで補強する。火葬に出すなら紙製テープが望ましい
ハードタイプ → お弁当用のソフトタイプだけ × 1個30〜50gで1〜2時間しかもたない。主役にはならない
シーツ → バスタオルだけ × 水を通すので床までしみる。必ず下に水を通さないものを敷く
保冷 → 冷凍庫の製氷機の氷 量が足りず、溶けた水の始末が大変。つなぎとしてのみ

体格別・必要な量の目安

体格別に必要な保冷剤の数の目安

いちばん見誤りやすいのが保冷剤の数です。「同時に当てる数」と「用意しておく総数」は別物で、交換しながら使うため実際には倍が要ります。ハードタイプ1個350〜500gを前提とした目安は次のとおりです。

体格 同時に当てる数 用意する総数 ドライアイスなら1日あたり
小動物(〜1kg) 1〜2個(体に当てず箱の外側に) 2〜4個
猫・小型犬(10kg未満) 4〜6個 8〜12個 3〜5kg
中型犬(10〜25kg) 6〜10個 12〜20個 5〜7kg
大型犬(25kg以上) 10個以上+1kg級を併用 20個以上 7〜10kg

交換の頻度は夏で3〜4時間おき、冬で6時間おきです。使ったものを再び凍らせるには6〜8時間かかるため、2組で回す前提で数を用意してください。当てる場所と包み方の詳しい手順はペットが亡くなったら保冷剤は何個?包み方・交換頻度・安置期間にまとめています。

費用は全部でいくらぐらい?

猫・小型犬を2日ほど自宅で安置する場合のおおよその内訳です。家にあるものを使う前提で計算しています。

・ハードタイプ保冷剤 8〜12個…3,000〜8,000円程度(家にあるぶんを使えばこれより下がる)
・ペットシーツ…数百円〜1,000円前後
・ビニールシート・軍手など…数百円
・箱・タオル・新聞紙…0円(家にあるもので足りる)

合わせて、おおむね4,000〜1万円程度に収まります。3日以上になってドライアイスに切り替える場合は、5kgで3,600〜5,000円程度(送料込)が1日ごとに積み上がるため、日数が延びるほど負担は大きくなります。

火葬までの日数が読めないときは、先に火葬の予約を取ってから買う量を決めるほうが無駄が出ません。予約が数日先になるようなら、保冷剤を買い足し続けるより、はじめから別の方法に切り替えたほうが安く済むこともあります。

いつまでに何を用意する?時系列のチェックリスト

全部を一度に揃える必要はありません。時間の経過に合わせて、必要になった順に足していけば間に合います。

亡くなった直後(〜1時間)
家にあるもので始めます。バスタオル、ゴミ袋、新聞紙、冷凍庫の保冷剤や氷。この段階でいちばん大事なのは買い物ではなく、死後硬直が始まる前に姿勢を整えることです。硬直は死後1〜3時間で始まり、小動物なら数十分〜1時間とさらに早いので、買い物に出る前に手足を折りたたんでおいてください。

数時間以内
ペットシーツと保冷剤を買い足します。開いている店がなければ、コンビニのロックアイスで朝までしのげます。あわせて火葬の予約を取ると、この先どれだけの量が要るかが決まります。

翌日以降も続くとき
ホームセンターでハードタイプの保冷剤をまとめ買いするか、ドライアイスに切り替えます。3日以上になりそうなら、この時点でドライアイスか別の方法に決めたほうが、保冷剤を買い足し続けるより手間も費用も抑えられます。

迷ったときの判断は「火葬まであと何日か」の一点で決まります。2日以内なら保冷剤、3日以上ならドライアイスか業者の冷蔵保管、1週間を超えるなら安置装置のレンタルという順に考えると、買いすぎも足りなすぎも避けられます。

買わずに済ませる方法

揃えること自体が負担なら、次の方法もあります。

ペット葬儀社に頼む…棺やドライアイスを業者が用意してくれることが多く、火葬とまとめて依頼できます。まず「安置に必要なものは用意してもらえますか」と聞いてみてください
安置用品のセットを取り寄せる…棺とドライアイスが一式で届きます。到着までの時間だけ手当てが必要です
安置装置をレンタルする…保冷剤やドライアイスの買い足しと交換そのものが不要になります

買い足しが続くことの負担は、費用よりも数時間おきに起きて交換し続ける生活のほうです。夏なら3〜4時間おき、つまり夜中も2回は起きることになります。火葬まで日があくと分かった時点で、買い足し続ける以外の方法も一度検討してみてください。

よくある質問

Q. 保冷剤は冷凍庫にあるお弁当用のもので足りますか?

足りません。お弁当に付いてくるソフトタイプは1個30〜50gと小さく、1〜2時間ほどでぬるくなります。すき間を埋める補助としては使えますが、主役にはなりません。ハードタイプ(1個350〜500g)を買い足してください。

Q. ドライアイスは最初から用意すべきですか?

火葬が3日以上先になりそうなら用意してください。2日以内であれば保冷剤で足ります。ドライアイスは表面温度が−78.5℃あり、素手で触ると凍傷になるため軍手が必須です。密閉容器に入れると破裂するので、扱いにはドライアイスの保存方法と安全な使い方|冷凍庫NG・換気・処分を確認してから使ってください。

Q. 段ボールはどのくらいの大きさが必要ですか?

手足を折りたたんだ状態で、体の周りに少し余裕がある大きさです。ぴったりすぎると納めにくく、硬直が始まると入れづらくなります。体格ごとの内寸の目安はペット用の棺・箱の選び方|サイズと火葬できる素材にまとめています。

Q. 買い物に出ている間、ご遺体はそのままで大丈夫ですか?

短時間なら問題ありません。出かける前に、エアコンを最低温度で運転したまま、直射日光の当たらない場所に寝かせてください。家にある氷や冷凍食品を一時的に当てておくだけでも違います。安置場所の選び方はペットの遺体保管は何日?猫・犬・小動物別の日数と延ばす方法もあわせてご覧ください。

Q. お花やおやつは一緒に入れてもいいですか?

安置中は構いません。ただし火葬に出すときは、燃えないものや燃えにくいものは取り出す必要があります。何を入れてよいかは火葬をお願いする業者によって違うので、事前に確認しておくと安心です。

出典・参考にした公的資料

料金・手続きは自治体や事業者によって異なります。最新の内容は各リンク先の公式情報をご確認ください。

この記事を書いた人:メモリアルキャリー編集部
ペットのご遺体安置装置「メモリアルキャリー」を運営する株式会社ペトリーの編集部です。ご家族からのご相談と、実際のご安置の現場で得た知見をもとに記事を作成しています。

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