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ペットの冷凍保存は可能?家庭用冷凍庫の現実と凍らせない選択肢

保存期間と保存環境
2024年05月02日

最終更新日:2026年7月23日(内容を全面的に見直しました)

結論から先に言います。ご家庭の冷凍庫でペットのお体を凍らせる方法は、物理的にできる場合はあっても、現実的にはおすすめできません。庫内に入らない、ご家族の食品と同じ空間になる、霜と乾燥でお姿が変わる、解凍のときに体液が出る——理由はひとつではないからです。そして多くの場合、凍らせなくても待てます

ドライアイスを適切に運用すれば夏で4〜7日、冬なら7〜10日。専用のレンタル安置装置を使えば、交換作業をしないまま最長20日、ご自宅でお別れの時間を確保できます。「すぐに火葬したくない」「家族が帰ってくるまで待ちたい」という願いを叶える手段は、凍らせること以外にもあります。

この記事では、冷凍が検討される場面、家庭用冷凍庫で実際に何が起きるか、業者の冷凍保管・冷蔵保管との違い、そして凍らせずに長く一緒にいる方法までを順にまとめました。すでに凍らせてしまった方に向けた対応も後半に置いています。

先に結論|ペットの冷凍保存について

  • 家庭用冷凍庫での冷凍は推奨しない(サイズ・衛生・霜・解凍時の体液)
  • ハムスターなどの小動物は物理的には入るが、それでも勧めない
  • 事業者の冷蔵保管(0〜2℃)なら5〜10日。凍らせないので解凍が不要
  • ご自宅ならドライアイス運用で夏4〜7日・冬7〜10日
  • レンタルの安置装置なら、凍らせずに最長20日
  • すでに凍らせている場合は、火葬業者に必ず事前申告する

「凍らせたい」と考えるのは、おかしなことではありません

ペットの冷凍保存を考える飼い主

「ペット 冷凍保存」と検索する飼い主様のほとんどは、突飛な発想でそうしているわけではありません。むしろ逆で、この子をできるだけきれいなまま、少しでも長くそばに置いておきたいという一心です。そう考えるだけの事情が、たいてい先にあります。

火葬までどうしても日が空く

亡くなったのが金曜の夜、火葬の予約が取れたのが翌週の火曜。ペット霊園や訪問火葬は土日に予約が集中するため、数日先まで枠が埋まっていることは珍しくありません。ご自宅で待つ日数が3日、4日と延びていくと、「このまま常温で置いておいて大丈夫なのか」という不安が現実のものになります。

遠方のご家族が帰ってくるのを待ちたい

進学や単身赴任で離れて暮らすお子さん、入院中のご家族、海外赴任中の配偶者。「あの子に会わせてから送りたい」という理由で日数を延ばしたいご相談は、実際にとても多いものです。次の帰省が2週間後なら、通常の保冷では届きません。

年末年始・お盆・連休で葬儀の枠が取れない

年末年始は火葬場も動物病院も動きが止まります。12月30日に旅立った子を、1月4日まで待たなければならない。この「どうにもならない5日間」をどう乗り切るかという相談は、毎年決まって発生します。

まだ、決められない

合同火葬にするのか個別火葬にするのか、返骨してもらうのか、どこに頼むのか。悲しみの真ん中にいるときに、初めての判断をいくつも同時に求められます。決められないまま時間だけが過ぎていくことに、自分を責めてしまう方もいます。

決められないこと自体は、失敗ではありません。ただ、決断を待つあいだもお体の時間は進みます。だからこそ「凍らせて時間を止める」という発想が出てくるわけで、それは自然なことです。問題は、家庭用の冷凍庫でそれをやったときに何が起きるか、を知らないまま実行してしまうことにあります。

家庭用冷凍庫でペットを冷凍保存できるか|6つの現実

日本の家庭用冷凍庫は、おおむね−18℃前後で運転されています。温度だけを見れば腐敗の進行はほぼ止まります。それでもおすすめしないのは、温度以外の部分に理由があるからです。順に挙げます。

①そもそも、入らない

冷蔵庫一体型の冷凍室は、引き出し1段でおおよそ幅40cm・奥行40cm・高さ20cm前後。猫や小型犬を寝かせた姿勢のまま納めるのは、ほぼ不可能です。中型犬以上は検討の余地すらありません。

そして「無理に曲げれば入る」は、してはいけない対処です。死後硬直が始まったお体を力ずくで折り曲げると、関節や皮膚を痛めます。一度傷つけてしまうと元には戻せず、火葬までのあいだ、そのお姿と向き合うことになります。

②ご家族の食品と同じ庫内になる

家庭用の冷凍庫は、食品を保存するための場所です。生前に点滴や投薬を受けていた場合や、闘病が長かった場合には、亡くなったあとに体液が出ることがあります。ビニール袋や保存袋で二重に包んでも、庫内は密閉ではなく冷気が循環する構造です。

加えて、これは衛生よりも重い問題になりがちなのですが——一度そこに納めると、ご家族の誰かが「あの冷凍庫の氷はもう使いたくない」と言い出すことがあります。感情の問題ですが、実際に起きます。

③霜と乾燥で、お姿が変わっていく

家庭用の冷凍庫はファンで冷気を循環させる仕組みのため、庫内は非常に乾燥しています。入れたものからは水分が少しずつ奪われ、表面には霜がつきます。食品でいう「冷凍焼け」と同じ現象が、お体にも起きます。

被毛はパサつき、鼻先や耳の先、肉球といった薄い部分から乾いて縮んでいきます。ラップや保存袋で包んでも完全には防げません。数日を超えると、お顔の印象が変わってしまうことがあります。「きれいなまま保ちたい」という当初の目的と、まっすぐ逆の方向に進んでしまうのがつらいところです。

④解凍のときに、体液が出る

家庭用冷凍庫の−18℃は、業務用の急速冷凍と比べるとゆっくり凍ります。ゆっくり凍ると細胞の内外に大きな氷の結晶ができ、細胞膜を壊します。そして溶けたときに、壊れた細胞から水分と体液が一気に流れ出します。

具体的には、お口や鼻から液体が出る、お体の下に水たまりができる、といったことが起こります。防水シートやペットシーツを何枚も重ねて受け止める必要があります。しかも解凍には時間がかかり、体格によっては半日から1日以上。その間、表面から順に腐敗が進みはじめます。

⑤ご家族が、毎日その扉を開ける

冷凍庫は生活の動線の中にあります。麦茶の氷を出すたび、夕飯の食材を取り出すたびに、扉の向こうにその子がいる。お別れまでの数日間、ご家族全員が毎日その光景と向き合うことになります。

小さなお子さんがいるご家庭では、特に慎重に考えてください。子どもにとって、この記憶は長く残ります。

⑥小動物なら物理的には入る。それでも勧めない

ハムスター、インコ、ハリネズミ、モルモット、ハツカネズミ。密閉容器や保存容器に入れれば、家庭用冷凍庫にも物理的には収まります。実際にそうされた飼い主様もいます。責められることではありません。

ただ、体が小さいほど乾燥と霜の影響は早く出ます。体重100g前後のハムスターであれば、水分が抜けて硬く縮んだお姿になるまでの時間は、犬や猫よりはるかに短くなります。

そして小動物は、そもそも凍らせなくても十分に日数が稼げます。体が小さいぶん、保冷剤程度の冷却でも全身をしっかり冷やせるからです。小動物を冷蔵庫や保冷で安置する具体的な方法は、ペットの遺体は冷蔵庫で保存できる?火葬までの安置方法にまとめています。

体格 家庭用冷凍庫に入るか 実際のところ
小動物(ハムスター・インコなど〜1kg) 入る 乾燥と霜の影響が最も早く出る。保冷での安置で足りることがほとんど
うさぎ・フェレット・子猫 冷凍室を空にすれば入ることも 姿勢を保ったまま納めるのは難しい
猫・小型犬(〜6kg) ほぼ入らない 無理に折り曲げると関節・皮膚を痛める
中型犬(6〜15kg) 入らない 家庭用では対応できない
大型犬(15kg〜) 入らない 家庭用では対応できない

「冷やす」と「凍らせる」は、まったく別のことです

ペットの遺体を冷凍する温度と冷蔵する温度の違い

ご遺体の安置の話では「冷凍」と「冷蔵」が同じ意味で使われがちですが、この2つはお体に起きることがまったく違います。温度帯ごとに整理します。

温度帯 どこの温度か お体に起きること
−20℃前後 事業者の冷凍保管 凍結して時間がほぼ止まる。解凍が必要になる
−18℃前後 家庭用の冷凍庫 凍結するが、乾燥・霜・解凍時の体液の問題が出る
0〜2℃ 事業者の冷蔵保管 凍らせずに長く保つ。解凍が不要
0〜5℃ ご自宅での安置に適した温度帯 凍らせずに腐敗を遅らせる。7日以上なら0〜2℃が目安
16〜18℃前後 家庭用エアコンの最低設定 これだけでは足りない。保冷剤やドライアイスの併用が必須

ここで押さえてほしいのは1点だけです。凍らせると細胞が壊れます。冷やすだけなら壊れません。「きれいなお姿のままお別れしたい」という目的に対しては、凍らせないほうが素直に叶います。

エアコンを最低設定にしても室温は16〜18℃前後までしか下がらず、安置に適した0〜5℃には届きません。だから保冷が必要になるわけです。冷蔵庫での保存を具体的に検討している方はペットの遺体は冷蔵庫で保存できる?火葬までの安置方法を、温度と腐敗の関係をもう少し詳しく知りたい方は愛するペットの遺体を安置に適した温度とは?正しい保存方法を解説をご覧ください。

提携先の獣医師より

ワンちゃん、ネコちゃんが亡くなった直後、お身体に残った体温により腐敗が進行してしまいます。気温が10℃を下回る季節であっても、ご遺体を即座に冷却する必要があります。腐敗は体内温度が4℃を超えると進行してしまうため、冬場でも「寒いから大丈夫」と決めつけず、適切な方法で安置してあげましょう。

小滝橋動物病院 動物医療センター グループ代表 磯野先生(メモリアルキャリー提携先)

業者の冷凍保管・冷蔵保管に預けるという選択

ご自宅で凍らせるのではなく、設備を持つ事業者に預ける方法もあります。ペット葬儀社や動物病院の一部が対応しています。

冷凍保管(−20℃前後)

専用の冷凍設備で凍結させて預かる方式です。家庭用と違ってご家族の食品と同居しませんし、庫内の温度管理も安定しています。長い日数に対応できる事業者もあります。

ただし、凍らせることによる制約は家庭用と変わりません。預けているあいだは基本的にそばにいられず、お渡し後に解凍が必要になり、解凍時には体液が出ます。対応できる日数の上限も料金体系も事業者ごとにまったく異なるため、運ぶ前に電話で条件を確認してください。

冷蔵保管(0〜2℃)

凍らせずに冷やして保つ方式で、目安は5〜10日です。凍らせないため解凍の工程がなく、お姿の変化も冷凍より穏やかに済みます。火葬までの待ち日数が1週間前後なら、冷凍ではなく冷蔵で足りるケースがほとんどです。

預けるまでの流れ

  1. 電話で空き状況と、預けられる日数の上限を確認する
  2. 自宅まで引き取りに来てもらうか、自分で運ぶ(運ぶあいだも保冷は必要)
  3. 預ける(面会の可否は事業者により異なる)
  4. 火葬日に合わせて引き取る、またはそのまま火葬してもらう

預ける前に必ず確認したい5つ

料金は日数に応じた加算制が一般的で、預ける日数が延びるほど積み上がっていきます。「とりあえず預ける」と総額が読めなくなるので、次の5つは電話の時点で聞いてください。

  • 料金の計算方法(日額なのか、何時を1日の区切りとするのか)
  • 預けられる日数の上限
  • 面会できるか、できるとしたらいつ・何回まで
  • 解凍が必要か、必要なら何時間かかり、費用に含まれるのか
  • そのまま火葬まで任せられるのか、一度引き取る必要があるのか

いちばん大きな代償は「そばにいられなくなる」こと

もう少し一緒にいたいから預けるのに、預けた瞬間からそばにいられなくなる。ここで立ち止まるご家族はとても多いです。日数を延ばすことと、一緒にいることは、預ける方式では両立しません。

凍らせずに長く一緒にいる方法【この記事の着地点】

ペットを冷凍せずに自宅で安置する方法

「凍らせなければ2〜3日しか持たない」と思い込んで冷凍を検討される方が多いのですが、実際はそうではありません。冷やし方を変えるだけで、待てる日数は大きく変わります。

保冷の方法 夏(室温25℃前後) 冬(室温15℃以下)
冷房のみ・保冷なし 1〜2日 2〜3日
保冷剤中心 1〜2日 2〜3日
ドライアイスを適切に運用 4〜7日 7〜10日
業者の冷蔵保管(0〜2℃) 5〜10日 5〜10日
レンタルの安置装置(メモリアルキャリー) 最長20日 最長20日

ドライアイスなら、夏4〜7日・冬7〜10日

適切に運用できれば、ご自宅でも1週間前後は確保できます。ただし取り扱いには注意が必要で、表面温度は−78.5℃。素手で触れると凍傷になりますし、密閉容器に入れると昇華したガスで破裂します。使用中は必ず換気してください。適量を使った場合の保冷は約24時間で、1日1回の交換が目安です。

体格ごとの必要量、置く場所、包み方といった具体的な手順は置く場所や保存期間は?ペットが亡くなった時のドライアイスの使い方にまとめています。

「冷凍庫でドライアイスを保管する」は絶対にしないでください。庫内の温度センサーが誤作動しますし、昇華した二酸化炭素が庫内と周囲に充満します。冷凍庫とドライアイスを組み合わせようとして、この失敗をされる方が少なくありません。

保冷剤なら、夏1〜2日・冬2〜3日

もっとも手に入りやすい方法ですが、交換頻度が高いのが難点です。夏は3〜4時間おき、冬でも6時間おきに凍らせ直したものと入れ替える必要があり、夜間も含めて続けることになります。ご家族が交代で対応できる状況でないと、数日で限界がきます。

レンタルの安置装置なら、凍らせずに最長20日

ご遺体安置装置「メモリアルキャリー」は、凍らせずに冷やし続ける方式のレンタルサービスです。細胞を壊さないため、解凍も体液の流出もありません。ドライアイスが不要で、保冷剤の交換作業もいりません。夜中に起きて交換する必要がなく、最長20日間ご自宅で過ごせます。

四十九日まで、という日数には届きませんが、「遠方の家族が帰省する週末まで」「年明けの火葬まで」「気持ちが決まるまで」であれば十分に届く日数です。対応エリアは関東一都三県(東京・神奈川・千葉・埼玉)と東海(静岡・愛知)です。

何日置けるかは、種類と体格でも変わります

同じ保冷方法でも、ハムスターと大型犬では進み方が違います。ペットの種類・体格ごとに何日安置できるのかは、ペットの遺体の保管は何日できる?【遺体安置の方法を解説】で整理しています。

ドライアイスと専用の安置装置は、何がどう違うのか

お電話でのご相談でいちばん多いのがこの質問です。違いは「冷やし方」にあります。

ドライアイスは約−78.5℃。触れている面から一気に凍らせるため、接した部分の組織が凍ります。死後硬直は本来1〜3日かけて自然にゆるんでいきますが、凍った状態では硬直が解けないまま火葬を迎えることがあります。毛並みが硬くなる、色が変わるといった変化も、この急激な冷却によるものです。

いっぽう専用の安置装置は、ペルチェ素子で熱を吸い取る方式です(特許第6507438号)。凍らせるのではなく、腐敗が始まらない体内温度4℃以下を保つように冷やします。凍らせないので死後硬直は時間とともにほどけ、手足がやわらかくなって、眠っているようなお顔に戻っていきます。

ドライアイス 専用の安置装置
温度 約 −78.5℃ 体内温度が4℃以下になるよう吸熱
冷やし方 触れた面から凍らせる 内側から熱を吸い取る(ペルチェ式)
死後硬直 解けないまま火葬を迎えることがある 時間とともに自然にほどけていく
お姿 毛並みが硬くなる・色が変わることがある 眠っているような状態を保ちやすい
交換 半日〜1日ごとに必要 不要
換気 必要(二酸化炭素が発生する) 不要
安置できる期間 夏4〜7日・冬7〜10日 最長約20日間

どちらを選ぶかは、火葬までの日数で決まります。2〜3日で火葬される予定ならドライアイスで足ります。日程が決まらない、遠方のご家族の到着を待つ、年末年始で火葬炉が空かない——そうした事情で日数が読めないときに、交換のいらない装置が向きます。

すでに冷凍してしまった/今まさに凍っている場合

冷凍したペットの遺体を火葬するときの対応

もう冷凍している、という方もいらっしゃると思います。責める話ではありません。ここからやるべきことを、順に挙げます。

①火葬業者に、必ず事前申告する

これが最も大事です。予約の電話の時点で「冷凍しています」「何日ほど凍らせています」と伝えてください。

理由は、凍ったままのお体は火葬の進み方が変わり、燃焼時間が延びるからです。お骨の状態にも影響することがあります。事前に分かっていれば業者は段取りを組めますが、当日にいきなり伝えると、その日の火葬ができない、追加費用が発生する、といったことが起こり得ます。

そして、隠しても分かります。お体に触れれば分かることなので、最初に伝えてしまうほうが結果的にスムーズです。

②解凍が必要かどうかを確認する

凍ったまま受け入れる事業者もあれば、常温または冷蔵で解凍してから、という事業者もあります。方針は分かれるので、必ず確認してください。解凍には体格によって半日から1日以上かかるため、火葬日から逆算して解凍を始める必要があります。

③解凍のときは、体液が出る前提で準備する

防水シートかペットシーツを2〜3枚重ね、その上にバスタオルを敷いた状態でお体を寝かせてください。お口とお尻にはガーゼを軽く当てておきます。段ボールの箱に納めている場合は、底が濡れて抜けることがあるので、下にビニールを敷いておくと安心です。

急ぐつもりでお湯やドライヤーを当てるのは避けてください。表面だけが温まり、そこから腐敗が始まります。なるべく涼しい部屋で、室温のまま自然に解凍するのが基本です。

④解凍後は時間との勝負になります

一度凍らせたお体は細胞が壊れているため、解凍後の腐敗は通常より速く進みます。解凍を始めたら、その日か翌日には火葬まで進めてください。「解凍してからもう一度保冷して待つ」という運用は、期待しないほうが安全です。

また、再冷凍もしないでください。細胞の破壊を重ねるだけで、良いことは何もありません。

ペットの冷凍保存についてよくある質問

Q. ハムスターなどの小動物なら、家の冷凍庫に入れても大丈夫ですか?

物理的には入りますが、おすすめはしません。体が小さいほど乾燥と霜の影響が早く出て、お姿が縮んでしまいます。小動物であれば保冷剤中心の安置でも夏1〜2日・冬2〜3日は確保できますし、ドライアイスを使えばさらに延びます。まずは凍らせない方法をご検討ください。

Q. 冷凍したペットでも火葬してもらえますか?

多くの場合、火葬自体は可能です。ただし予約の時点で必ず申告してください。凍ったままだと燃焼時間が延びるため、事前に分かっていないと当日の火葬ができないことがあります。事業者によっては解凍を求められます。

Q. ドライアイスを家の冷凍庫で保管してもいいですか?

できません。庫内の温度センサーが誤作動しますし、昇華した二酸化炭素が充満します。ドライアイスは発泡スチロールの箱などに入れ、換気のできる場所で保管してください。密閉容器は破裂の危険があるため使わないでください。

Q. 冷凍と冷蔵、きれいなお姿を保てるのはどちらですか?

凍らせない冷蔵のほうが、お姿はきれいに保てます。冷凍は細胞が壊れるため、解凍時に体液が出て被毛が濡れ、乾燥で顔つきも変わります。時間を止める力は冷凍のほうが強いのですが、「きれいなまま」という目的には冷蔵のほうが適しています。

Q. 四十九日まで自宅に置いておきたいのですが、可能ですか?

ご遺体のまま49日間ご自宅で、というのは現実的ではありません。ご自宅での安置は、レンタルの安置装置を使っても最長20日が上限です。多くのご家族は火葬と返骨を済ませたうえで、ご遺骨を四十九日まで自宅に安置する形をとっています。

Q. 冷凍庫に入れた場合、においは出ますか?

凍っているあいだは、においはほとんど出ません。問題は解凍したあとで、庫内で出ていた体液や、解凍時に流れ出るものからにおいが立ちます。庫内に付着した場合は、取り出したあとに庫内をアルコールで清拭してください。においが気になる状態になってから対処するより、そもそも凍らせない選択のほうが手間は少なく済みます。

まとめ|「凍らせない」という選択肢が残っています

ペットを冷凍保存したいという気持ちの中身は、たいてい「もう少し一緒にいたい」です。その願いに対して、家庭用の冷凍庫は良い答えになりません。入らない、食品と同居する、乾いて縮む、解凍で体液が出る——目的とは逆方向に進んでしまいます。

待てる日数を延ばしたいなら、凍らせずに冷やす方向で組み立ててください。ドライアイスの運用で夏4〜7日・冬7〜10日、業者の冷蔵保管で5〜10日、レンタルの安置装置なら交換作業なしで最長20日。凍らせなくても、ご家族が帰ってくるまで、気持ちが決まるまで、待つことはできます。

すでに凍らせている方は、火葬業者への事前申告だけは忘れないでください。それさえ済ませておけば、その先の段取りは業者が組んでくれます。

出典・参考にした公的資料

料金・手続きは自治体や事業者によって異なります。最新の内容は各リンク先の公式情報をご確認ください。

この記事を書いた人:メモリアルキャリー編集部
ペットのご遺体安置装置「メモリアルキャリー」を運営する株式会社ペトリーの編集部です。ご家族からのご相談と、実際のご安置の現場で得た知見をもとに記事を作成しています。

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