Memorial Carry|メモリアルキャリー

メモリアルキャリーロゴ

ペットロスで立ち直れない時にかける言葉と相談先

お別れ・葬儀・供養
2024年03月14日
ペットが死んだらどうする?立ち直れない人にかける言葉なども解説!

最終更新日:2026年9月25日(内容を全面的に見直しました)

ペットを亡くして立ち直れないのは、大げさなことでも、異常なことでもありません。何年も毎日そばにいた家族を失ったのですから、深く沈むのは当然です。眠れない、食べられない、涙が止まらない。そんな状態が続いていても、あなたが弱いからではありません。

この記事では、立ち直れないほどの悲しみに現れるサイン、周りの人がかけたい言葉と避けたい言葉、一人で抱えきれないときに頼れる相談先を順に書いていきます。無理に前を向く必要はありません。あなたのペースで読んでください。

窓辺に残されたペットのベッド|ペットロスで現れる心と体のサイン

ペットロスで立ち直れないのは、おかしいこと?

「たかがペットで、ここまで落ち込む自分はおかしいのではないか」。そう自分を責める方は、とても多くいます。けれど、おかしいことではありません。

毎日決まった時間にごはんをあげ、名前を呼べば駆け寄ってきてくれた存在です。言葉を交わさなくても通じ合える、家族そのものでした。その存在がいなくなれば、生活のリズムも心の支えも大きく崩れます。

人が大切な家族を亡くしたときと同じ悲しみが訪れるのは、ごく自然な反応です。深く悲しめるのは、それだけ深く愛していた証です。悲しみに「正しい大きさ」や「終わってよい期限」はありません。

ペットを失ったあとの深い悲しみや喪失感を、ペットロスと呼びます。「ペットロス症候群」という言い方もありますが、病名ではありません。心が大きな喪失に反応している状態を表す言葉です。なった自分を恥じる必要はありません。

ペットロスで現れる、心と体のサイン

深い悲しみは、気持ちだけでなく体にも現れます。次のような状態は、ペットを亡くしたあとに多くの方が経験するものです。

・体に出るサイン…夜眠れない、寝てもすぐ目が覚める。食欲がわかず、食べても味がしない。疲れが抜けない。頭痛や胃の痛み、動悸がする
・心に出るサイン…ふとした瞬間に涙が止まらない。何もする気が起きない。あの子の気配を感じる。楽しかったことに何も感じない。人と会うのがつらい

頭では「もういない」とわかっていても、玄関を開けた瞬間に出迎えを探してしまう。ごはんの時間になると足が食器のほうへ向く。ふと名前を呼びそうになる。そんな瞬間が何度も訪れます。

これは、長く一緒に過ごした体と心が、あの子のいる暮らしを覚えているから起こることです。気配を感じる体験については亡くなった猫がそばにいる気がするのは自然なことでも詳しく書いています。

こうした反応の多くは、時間とともに少しずつやわらぎます。ただし、あまりに強い状態が長く続くときは、後で書く相談先を頼ってください。我慢し続けることが立派なのではありません。

悲しみが深く、長くなりやすいとき

「どうして自分だけ、こんなに立ち直れないのか」。そう感じるとき、あなたが弱いのではなく、置かれた状況が重なっていることが少なくありません。次のような場合、悲しみはとりわけ深くなりやすいと言われます。

・事故や急な発作で、心の準備のないまま突然別れたとき
・長い闘病を看病し続けた末に見送ったとき
・一人暮らしで、その子だけが毎日の心の支えだったとき
・高齢になってから迎えた子で、生活の中心そのものだったとき
・身近に、この悲しみをわかってくれる人がいないとき

こうした事情が重なると、悲しみは長く深くなりがちです。状況が重いほど、支えは必要です。一人で抱え込まず、この記事の後半にある相談先を頼ってかまいません。

「もっとできたのでは」という後悔と、どう向き合うか

深いペットロスのなかで、多くの飼い主さんをいちばん苦しめるのが、自分を責める気持ちです。「もっと早く病院に連れて行っていれば」「様子がおかしいと気づいていたのに」「最期にそばにいてあげられなかった」。

こうした後悔が夜になると何度も頭を回り、眠れなくなる。立ち直れない悲しみのなかでも、とりわけつらいものです。

思い出してみてください。その選択をしたとき、あなたは知っていたこと、できることのなかで、精一杯あの子のことを考えていたはずです。結果を知っている今の目で、当時の判断を裁くのは酷なことです。

後悔がこみ上げるのは、「もっと何かしてあげたかった」という愛情が強いからです。無理に「仕方なかった」と割り切ろうとしても、簡単には消えません。消そうとするより、「それだけ愛していた」と後悔ごと抱えておくほうが、少しずつやわらいでいきます。

弱っていく様子に気づけなかったと悔やむ方には、ペットが弱ってきたサイン|危篤の兆候と看取りの準備も参考になります。多くのサインは、あとから振り返って初めて「あれがそうだった」とわかるものです。それでも自分を責め続けて苦しいときは、その気持ちこそ相談先で受け止めてもらってください。

立ち直れない人に、言わないほうがよい言葉

写真立てと一輪の花|立ち直れない人にかける言葉を考えるとき

ここからは、周りにペットを亡くして深く沈んでいる人がいる方へ向けて書きます。よかれと思ってかけた言葉が、かえってその人を傷つけることがあります。まず、避けたい言葉です。

1. 「また新しい子を飼えばいいよ」…今悲しんでいるのは、代わりのきかない「あの子」です
2. 「たかがペットじゃない」「大げさだよ」…悲しみの大きさは、他人が決められません
3. 「いつまでも泣いていたら、あの子も浮かばれないよ」…悲しむ場所を奪ってしまいます
4. 「もう忘れて、前を向かないと」…まだそこにいる人を置き去りにします

どれも励ましのつもりで口にしやすい言葉です。この一言で心を閉ざし、悲しみを誰にも話せなくなる方がいます。立ち直りを急かす言葉は、まだ悲しみのなかにいる人を置き去りにします。

そっと寄り添う言葉と、そばにいる態度

悲しんでいる人を支えるのは、多くを語らない、静かな寄り添いです。かけたい言葉は、次のようなものです。

・「つらいね」「大切な子だったんだね」…気持ちをそのまま受け止める言葉。無理に励まさなくてかまいません
・「泣いていいんだよ」…涙を止めさせず、悲しむことを許す言葉
・「あの子、どんな子だった?」…思い出を語る場をつくる言葉

話したい人にとって、あの子の話を聞いてもらえることは大きな救いになります。いちばん大切なのは、解決しようとしないことです。悲しみは、こちらが消してあげられるものではありません。

ただそばにいて、話を聞き、気持ちを否定しない。それだけで、その人は「一人ではない」と感じられます。何と言えばいいかわからないときは、無理に言葉を探さず、静かにそばにいるだけでも伝わります。

「虹の橋で待っているよ」という言葉が慰めになる方もいますが、受け止め方は人それぞれです。言葉の意味は虹の橋を渡るとは?時間の流れと再会の意味にあります。友人や同僚へのお悔やみの品やメッセージの選び方は、友人のペットが亡くなった時の贈り物|相場・花以外・かける言葉にまとめています。

家族のあいだで、悲しみの深さが違うとき

同じ家で暮らした家族でも、悲しみの現れ方は一人ひとり違います。一日じゅう泣いている人もいれば、淡々と家事をこなす人もいます。そのとき「どうして平気そうなの」「冷たい」と、気持ちがすれ違うことがあります。

悲しんでいないように見える人が、悲しんでいないとは限りません。人前で泣けない人、動いていないと気持ちが持たない人、家族を支えようと気丈にふるまう人。出し方が違うだけで、心の痛みは同じように深いことがほとんどです。深さを比べて責め合わないでください。

お子さんのいるご家庭では、伝え方に悩む方も多いはずです。「遠くへ行った」とだけ伝えるより、年齢に合わせて正直に伝え、「悲しくて泣いていいんだよ」と添えてください。それが、子どもが悲しみと向き合う力になります。

家族それぞれの悲しみ方を認め合い、あの子の思い出を一緒に語る時間を持つ。それが家族全体の回復につながります。

自分自身が、少しずつ回復していくために

静かな部屋のテーブルとお茶|少しずつ回復していくための時間

あなた自身がペットロスのただ中にいるなら、無理に立ち直ろうとしなくて大丈夫です。悲しみは、押し込めるより少しずつ外に出していくほうが、やがてやわらいでいきます。

・泣きたいときは泣く…涙は悲しみを外に出す自然な働きです
・あの子のことを話す・書く…思い出を話す、ノートに綴ると、たまったものが整理されます
・形に残す…写真をまとめる、好きだったものを飾る、手元供養で近くに置く
・同じ経験をした人とつながる…「わかってもらえた」という感覚は大きな慰めになります

気力がわかないときは、大きなことをしなくてかまいません。朝にカーテンを開けて日の光を浴びる。温かい飲み物を一杯飲む。近所を少しだけ歩く。その日に一つできたら十分です。

生活のリズムが崩れても、続けられる習慣を一つだけ残しておく。それが、心が沈みきってしまうのをそっと防いでくれます。数日から数週間の過ごし方は、愛犬を亡くした悲しみと『死後もそばにいる』感覚でも詳しく書いています。

一人で抱えきれないときは、専門家を頼っていい

悲しみがあまりに深く、日常生活が立ち行かないときは、専門家の力を借りてください。助けを求めることは、弱さでも甘えでもありません。心の傷も、体の傷と同じように、ケアが必要なときがあります。

次のような状態が続くときは、ペットロスの範囲を超えて、心が治療を必要としているサインかもしれません。ためらわず、心療内科や精神科を受診してください。

・眠れない・食べられない状態が2週間以上続いている
・一日じゅう気分が晴れず、何も手につかない
・自分を傷つけたくなる、消えてしまいたいと感じる

こうした気持ちがあるときは、我慢せず、すぐに専門機関につながってください。次の電話相談は、こうした危機のときにも受け止めてくれます。あなたの心と命は、あの子と同じくらい大切なものです。

夜どうしてもつらいとき、誰かに話を聞いてほしいときも、無料でかけられる公的な電話相談があります。ペットロスに限らず、心のつらさ全般を受け止めてくれます。

・よりそいホットライン:0120-279-338(24時間・通話無料)。どんな悩みでも受け付けています
・こころの健康相談統一ダイヤル:0570-064-556。お住まいの地域の公的な相談窓口につながります
・いのちの電話:ナビダイヤル 0570-783-556(毎日10〜22時)/フリーダイヤル 0120-783-556(毎日16〜21時、毎月10日は8時から24時間・無料)

ペットロス専門の相談先と、カウンセリング

近年は、ペットロスに専門的に対応する窓口が増えています。ペットロス外来を設けている動物病院や心療内科、ペットロス・カウンセリングを行うカウンセラー、動物霊園やペット葬儀社が開くグリーフケアの相談会などです。

「ペットロス カウンセリング」「ペットロス外来 お住まいの地域名」で検索すると、身近な窓口が見つかります。かかりつけの動物病院に聞けば、紹介してもらえることもあります。

「カウンセリングというと構えてしまう」という方もいます。実際には、あの子との思い出や今のつらい気持ちを、ただ話すところから始まります。うまく話せなくても、泣いてしまってもかまいません。

悲しみを否定されず、専門家に受け止めてもらえるだけで、心はずいぶん軽くなります。相性もあるので、一度合わないと感じたら別の窓口を試してかまいません。オンラインや電話で相談できるところも増えています。

立ち直るのに、時間がかかってよい

「もう何か月も経つのに、まだ泣いてしまう」。そんな自分を責める必要はありません。悲しみが癒えるまでの時間に、決まった長さはありません。数か月の人もいれば、一年以上かかる人もいます。命日が近づくとつらくなるのも、よくあることです。

立ち直るとは、あの子を忘れて悲しみがゼロになることではありません。ふとした瞬間に思い出して、胸が温かくなる。写真を見て、笑えるようになる。悲しみを抱えたまま、それでも今日を過ごしていける。それが、あなたなりの回復の形です。

あの子への愛は、これからもあなたのなかで続いていきます。焦らず、あなたのペースで大丈夫です。

よくある質問

Q. ペットロスから立ち直れないのは、私だけでしょうか?

そんなことはありません。家族同然に暮らしたペットを失えば、深い悲しみに沈むのは自然なことです。眠れない、食べられない、涙が止まらないといった状態も、多くの方が経験しています。

Q. どのくらいで立ち直れますか?

決まった期間はありません。数か月でやわらぐ方もいれば、一年以上かかる方もいます。命日や思い出の場所でつらくなるのも自然なことで、時間の長さで回復を測る必要はありません。

Q. 立ち直れない家族に、何と声をかければいいですか?

無理に励まさず、「つらいね」「大切な子だったね」と気持ちを受け止める言葉が支えになります。「また飼えばいい」「いつまでも泣くな」は避けてください。解決しようとせず、そばで話を聞くだけで十分に伝わります。

Q. カウンセリングを受けるのは、大げさでしょうか?

大げさではありません。ペットロス外来やカウンセリングは、悲しみを専門知識のある人に受け止めてもらう場所です。一人で抱えきれないと感じたら、頼ってかまいません。

Q. つらくて夜眠れないとき、どこに相談できますか?

無料の公的な電話相談があります。よりそいホットライン(0120-279-338・24時間)や、こころの健康相談統一ダイヤル(0570-064-556)などです。眠れない・食べられない状態が2週間以上続くときや、消えてしまいたいと感じるときは、心療内科や精神科の受診も考えてください。

Q. 「もっと早く気づいてあげられたら」と、自分を責め続けてしまいます。

その後悔は、多くの飼い主さんが抱くものです。あなたはそのとき知っていたこと、できることのなかで、精一杯あの子を思っていたはずです。つらさが消えないときは、相談先で受け止めてもらってください。

Q. 家族が自分ほど悲しんでいないように見えて、つらいです。

悲しんでいないように見える人が、悲しんでいないとは限りません。人前で泣けない、動いていないと持たない、家族を支えようとしている。出し方が違うだけのことが大半です。深さを比べず、思い出を一緒に語る時間を持ってください。

出典・参考にした公的資料

料金・手続きは自治体や事業者によって異なります。最新の内容は各リンク先の公式情報をご確認ください。

この記事を書いた人:メモリアルキャリー編集部
ペットのご遺体安置装置「メモリアルキャリー」を運営する株式会社ペトリーの編集部です。ご家族からのご相談と、実際のご安置の現場で得た知見をもとに記事を作成しています。

火葬までのご安置に不安がある方へ

ドライアイスの交換や保冷剤の入れ替えに追われず、ご自宅で最長40日間、お別れの時間をゆっくり過ごせるレンタルのご安置サービス「メモリアルキャリー」があります。ドライアイス不要・交換不要・凍らせないため、きれいなお姿のままお見送りの準備ができます。関東(東京・神奈川・千葉・埼玉)・東海(静岡・愛知)にお届け、24時間365日ご相談を承ります。

LINEで無料相談
お電話で相談(0120-651-665・24時間)
かんたん自動見積もり

小滝橋動物病院・羽根木動物病院・横浜動物救急診療センター VECCS Yokohama・どうぶつの総合病院 専門医療&救急センター・動物医療センター Pecoグループと提携しています。
実際の使用例と飼い主様の声もご覧いただけます。