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ペットが死んでしまったら…遺体の処理・安置方法をまとめ

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2024年07月19日
ペットが死んでしまったら…遺体の処理・安置方法をまとめ

ペットが亡くなったら、当然ながらその遺体を弔うことになります。

大切な家族を喪った悲しみは計り知れませんが、その弔いは、ペットのためであるのはもちろん、飼い主さんのためにも必要なことです。

では、そのときが来たら飼い主さんは具体的になにをすればいいのでしょうか。

今回は、ペットが死んだあとの、遺体の処理・安置方法について解説します。

ペットの死後の遺体の処理方法はおもに3つ

ペットの死後の遺体の処理方法はおもに3つ

ペットが亡くなったあと、その遺体を処理する方法はおもに3つに分けられます。

・埋葬など飼い主が自分で処理する
・自治体に依頼する
・ペット葬儀会社や霊園に依頼する

ここからは、上記3つの方法それぞれについて、詳しく解説します。

1.埋葬など飼い主が自分で処理する

亡くなったペットの土葬は、飼い主さんの私有地内であれば法律で禁止されてはいません。

ハムスターや鳥などの小さなペットであれば、お庭にそのまま埋葬してあげるのもいいでしょう。

犬や猫なども土葬自体は可能ですが、十分に深く穴を掘らないと、腐臭が漏れ出したり野生動物に遺体を掘り起こされるようなことになります。

可能ならば遺体はそのままではなく、火葬によってお骨にしたうえで埋葬しましょう。

2.自治体に依頼する

自治体によっては、ペットの火葬を受け付けていることがあります。

費用は比較的安価で、手続きをして遺体を引き渡せばそれだけで済みます。

ただし、自治体による火葬は霊園や葬儀会社などとは異なり、あくまでも遺体の処理という意味合いが強いです。

基本的に、他の動物の遺体とまとめて炉に入れる合同火葬であり、ペットの遺骨が返ってくることもありません。

供養の方法や埋葬する場所などをあらかじめ考えている場合は、民間の業者に火葬を依頼したほうがいいでしょう。

3.ペット葬儀会社や霊園に依頼する

民間のペット葬儀会社や霊園は多く、その葬儀プランもさまざまです。

遺体を引き渡したあとに埋葬や供養まで任せられるプラン、飼い主さん立ち会いのもと火葬をおこない遺骨を引き取るプランなどなど。

飼い主さんの望む形に近い葬儀会社、形式を探すこともできます。

ただし、ペットの体の大きさや葬儀の内容などで、料金も大きく変わります。

ペットが亡くなったあとは、飼い主さんも冷静ではないかもしれません。

利用する業者やプランは、あらかじめ吟味しておくといいでしょう。

ペットの遺体を処理する前の安置・保存方法

ペットの遺体を処理する前の安置・保存方法

ペットがご自宅で亡くなった場合、葬儀の準備ができるまでは遺体を保存しておくことになります。

しかし、生命活動を終えてしまっている遺体は、そのまま放置しておくと腐敗してしまいます。

ここからは、ペットの遺体の状態が悪化しない、保管のやり方について解説します。

死後硬直の前に体勢を整える

死後およそ1時間から2時間ほど経つと、遺体には死後硬直という現象が起こります。

これは体中の関節や筋肉が固まってしまう現象で、硬直が解けるまでは1日以上かかることもあります。

ペットが亡くなったら、死後硬直が起こる前にまず体勢を整えてあげましょう。

手足を折りたたみ、小さく丸まって眠っているような体勢が理想です。

目や口を開いたままであれば、閉じてあげるのも忘れずに。

もし死後硬直が始まっていたら、無理やり動かさずに、そっとしておきましょう。

身体を清拭する

老化や病気で弱ったペットの体は、毛並みが乱れやすくなり汚れがちになります。

綺麗な姿でお別れするためにも、体は拭いてあげましょう。

使うものは、薄手のタオルやペット用ボディシートで問題ありません。

ペット用ブラシも使って、全身を清拭します。

ただし、濡らしたタオルなどで拭いたあとは、体が濡れたままにならないように気をつけましょう。

遺体に濡れている箇所があると、そこから腐敗が進行する原因になってしまいます。

納棺する

姿勢を整えて体も綺麗にしたら、いよいよ棺に納めます。

ペット用の棺は、各種インターネット通販サイトで取り扱われています。

ペットの体の大きさに合わせて、多少余裕をもって納められる大きさのものを選びましょう。

棺がない場合は、ダンボール箱で代用することもできます。

十分な大きさのものを用意して、底にはタオルや布団を敷きましょう。

保冷剤やドライアイスで冷やす

納棺まで済んだら、遺体が腐敗しないようにドライアイス保冷剤で冷やしましょう。

臓器の多い胴体部分は、特に腐敗が早く進みやすい箇所です。

お腹と背中にドライアイスを一個ずつ置いて挟み込むようにすると、効率的に冷やすことができます。

また、ドライアイスでも保冷剤でも、遺体に直接触れさせず、薄手のタオルなどに包んで当てましょう。

特にドライアイスは非常に低い温度であり、凍傷を起こすこともあります。

飼い主さんも、扱う際には細心の注意を払いましょう。

お供えをする

棺の中に空いているスペースがあれば、お供え物を入れてあげましょう。

生前好きだったおやつやおもちゃ、思い出の品をお供えすれば、ひとりで旅立つことになるペットもさみしくないかもしれません。

ただし、火葬に持ち込む場合は、お供え物が焼いていいものかどうか確認する必要があります。

使っていた首輪であれば金属部分がないか、ぬいぐるみなどのおもちゃであれば可燃性素材かどうか、確かめたうえで入れるかを決めましょう。

まとめ

ペットも大切な家族の一員です。

亡くなったら、安らかに眠れるように見送り、しっかりと弔ってあげましょう。

そのためにはまず、あらかじめ準備をしておくことが重要です。

つらいことではありますが、ペットの死を間近に感じたらちゃんと向き合って、最期のときを迎える支度を整えましょう。