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大切なペットの死後は?後悔しないお別れのために飼い主がやるべきこと

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2024年07月17日
大切なペットの死後は?後悔しないお別れのために飼い主がやるべきこと

今回は、ペットの死後に飼い主さんがやるべきことについて、解説します。

ペットと後悔のないお別れをするためにも、ぜひ参考にしてください。

ペットの死後の対応すべきことは?遺体の安置・処理から供養までの手順

ペットの死後の対応すべきことは?遺体の安置・処理から供養までの手順

ペットが亡くなったあとにまず飼い主さんがすべきことは、主に以下の4つです。

・遺体の安置
・葬儀
・供養
・自治体への届け出

ここからは、ペットの死後に取るべき対応を、順を追って解説していきます。

ペットの死後の対応1.遺体を安置・保存する

ペットの死後の対応1.遺体を安置・保存する

ペットの最期をご自宅で看取った場合、葬儀をおこなうまで、遺体を安置しておかなければいけません。

しかし、ただそのまま置いておくと、遺体が腐ってしまったりお家を汚してしまうこともあります。

ペットときれいな姿でお別れできるように、正しい安置方法を学んでおきましょう。

死後硬直前に体勢を整える

ペットが亡くなったら、まずは体勢を整えてあげましょう。

それもできるだけすぐが望ましいです。

理由は、死亡した動物には死後硬直という現象が起こるためです。

これは遺体の関節や筋肉が硬くなってしまう現象で、死後30分から1時間ほどで起こります。

1度死後硬直が始まった遺体は、姿勢を変えることが困難になってしまいます。

もし遺体に触れてみて体が固まっていると感じたら、無理やり動かすのはやめましょう。

遺体を傷つけてしまう可能性があります。

タオルやブラシで清拭する

老化や病気で弱ってしまうと、体も汚れがちになります。

亡くなったあとは、体を丁寧に拭いてあげましょう。

使うのは通常のタオルペット用シートで問題ありません。

また、死亡直後は体が弛緩しておしっこやよだれがこぼれることがあります。

そういった場合でも、落ち着いて拭き取りましょう。

ブラシで毛並みを整えてあげるのも大切です。

生前使っていたブラシなどで、乱れや絡みなどを直してあげましょう。

棺や箱に納める

姿勢を整えて体もきれいにしたら、に入れてあげましょう。

ペット用の棺は、インターネットショッピングサイトで購入するのが手軽です。

布団やお花などの付属品、ペットが余裕を持って入れるサイズか確かめながら選びましょう。

棺がない場合は、段ボール箱で代用もできます。底にはペットシートやタオルを敷いておきましょう。

スペースが空いていたら、お供え物を入れてあげてもいいでしょう。

お供えにはお花や好きだったおやつ、おもちゃなどが多いですが、燃やしていいものかどうかは確認が必要です。

ドライアイスや保冷剤で冷やす

遺体は、時間が経つと腐敗が進んでいきます。

これは完全に止めることはできませんが、遺体の温度を下げて進行を多少遅らせることはできます。

使うのはドライアイスがいいですが、どうしても用意できない場合には、保冷剤を使うこともできます。

いずれの場合も、遺体の凍傷を避けるために薄手のタオルなどに包んで当てましょう。

優先的に冷やすのは、お腹や背中、頭などの温度が下がりにくく腐敗の進行が早い箇所です。

ペットの死後の対応2.葬儀をする

ペットの死後の対応2.葬儀をする

遺体が安置できたら、葬儀の手配をしましょう。

ペットの土葬は、私有地であれば法律上問題はありません。

近くにお墓を作りたい場合などは、土葬も手です。

しかし、ペットの葬儀には人間と同じように火葬を選ぶ飼い主さんが多いことでしょう。

ここからは、以下の3種類の火葬について解説をおこないます。

・合同火葬
・一任個別火葬
・個別立会火葬

合同火葬

合同火葬は、他のご家族のペットと同じ炉で、まとめて遺体を焼く火葬方式です。

個別で火葬してもらうよりも料金が安く済み、火葬後の手続きも比較的手軽というメリットがあります。

ただし、遺骨の引き取りはほぼできません。

納骨されるのも他のペットと合同の供養塔などになります。

納骨先をあらかじめ用意していたり、遺骨を手元に置いておきたいという場合には、個別火葬を利用しましょう。

一任個別火葬

一任個別火葬は、ペットひとりをひとつの炉で焼いてもらう方式です。

後述の個別立会火葬との違いは、遺体を引き渡したあとは、遺骨になるまで待つだけになる点。

引き渡してから火葬が済んで遺骨が返ってくるまでは、数日間が空くこともあります。

手軽さとその後の供養の選択肢を両立する方法です。

供養の方法を飼い主さん自身で決めている場合に利用するといいでしょう。

個別立会火葬

個別立会火葬は、遺体を引き渡したら、そのまま飼い主さん立ち会いのもと火葬をする方式です。

飼い主さんがお骨上げまでできるほか、読経やお葬式などをおこなってもらえることもあります。

最後の最後までペットのそばにいることを望む飼い主さんにおすすめです。

ただし、業者によっては立会火葬をやっていない場合もあります。

利用する葬儀会社のプランは、よく確認しましょう。

ペットの死後の対応3.供養する

ペットの死後の対応3.供養する

火葬が済んだら、供養をしてあげましょう。

霊園のお墓に納骨するほかにも、お手元に遺骨を引き取ることも選択肢の1つ。

祭壇を作ったりお庭に埋めてあげれば、お墓参りが難しくても日常的に供養ができます。

また、死後の世界で再び一緒にいられるようにと、ペットと一緒に入れる人間用のお墓を用意する飼い主さんもいます。

供養の方法は、多岐にわたります。

飼い主さんとペットにとって最もよいと思えるものを選びましょう。

ペットの死後の対応4.犬の場合は自治体に死亡届を

ペットの死後の対応4.犬の場合は自治体に死亡届を

もし亡くなったペットがだった場合には、お住いの自治体に届け出が必要です。

犬を飼うには、必ず届け出をしなければいけません。これは狂犬病予防法で決まっていることで、例外はありません。

もし犬が亡くなったことを届け出ないままでいると、狂犬病予防の通知が届き続けてしまいます。

場合によっては保健所などが家に尋ねてくることにもなるため、できるだけ早く役所を訪ねて、手続きをおこないましょう。

死んでもそばにいる?自分の死後に会える?ペットの死後の世界の考え方

死んでもそばにいる?自分の死後に会える?ペットの死後の世界の考え方

ペットひいては動物が死後どのように扱われるかは、宗教によって異なります。

しかし、多くの場合は飼い主さんの家族として扱われ、人間と同様に死後の世界へと迎えられるとされています。

いずれにしても大切なのは、飼い主さんが気持ちの整理をつけられるかどうかということ。

ペットのためでもありますが、何よりも飼い主さんがペットロスと向き合うためにも、冥福を祈りましょう。

まとめ

ペットが亡くなった直後は、飼い主さんにとってとてもつらい時間になります。

だからこそ、ただ悲しむばかりでするべき供養もできずのちのち後悔してしまわないように、あらかじめやるべきことを決めておくのが重要です。