Memorial Carry|メモリアルキャリー

メモリアルキャリーロゴ

menu

愛猫が亡くなった後は?遺体の安置・保存か葬儀・供養までの方法

未分類
2024年05月07日
愛猫が亡くなった後は?遺体の安置・保存か葬儀・供養までの方法

室内飼いされている猫の寿命は、15年ほどと言われています。

それは人間の寿命に比べるとあまりにも短く、飼い主さんはどうしても愛猫の最期を見届けることになります。

では、大切な愛猫が亡くなったとき、飼い主さんは何をすればいいのでしょうか。

今回は、猫が亡くなったあとの安置や保存、葬儀と供養までの方法について解説します。

大切な猫を丁寧に送ってあげるために、ぜひ参考にしてください。

猫が亡くなった後に最後のお別れまでに飼い主がしてあげること

猫が亡くなった後に最後のお別れまでに飼い主がしてあげること

歳を取った猫は元気がなくなり、眠っている時間が増えます。

そのうえ食事量も減って毛艶も悪くなると、飼い主さんもなんとなく愛猫の最期が近いと感じることでしょう。

そうなったら、飼い主さんはそのときのために準備をはじめなければいけません。

死というものを実感することになるつらい作業ではありますが、あらかじめ棺の用意葬儀会社の決定などは済ませておきましょう。

いつ最期が来てもいいようにしてから、残り短い愛猫との時間を大切に過ごしてください。

猫が亡くなった後の供養までの流れ

猫が亡くなった後の供養までの流れ

愛猫が息を引き取ったことを確認したら、供養するまで、遺体の安置をすることになります。

業者に頼んで火葬をしてもらうにしても、自宅の敷地内などで土葬をするにしても、遺体をそのままにはしておけません。

遺体を丁寧に安置してきれいなまま送り出してあげるのも、飼い主さんの役目だと考えましょう。

ここからは、猫が亡くなってから供養までの流れについて解説します。

1.遺体を安置・保存する

1.遺体を安置・保存する

亡くなった猫の遺体は、まず安置をおこなって状態が悪化しないように処置します。

ただ置いておくだけでは、遺体はどんどん腐敗し汚れてしまうためです。

そのためには、いくつか準備しておかなければいけないものもあります。

具体的には、遺体を収める棺冷却するためのドライアイスなどです。

手近に売っているものではないので、亡くなる前に用意しておきましょう。

自然な体勢に整える

猫に限りませんが、動物は死後30分から2時間ほど経つと死後硬直というものが始まります。

これは体の関節や筋肉が硬直する現象で、進行すると遺体の姿勢を動かすことが困難になってしまいます。

まずは硬直が始まる前に、遺体の目や口を閉じてあげて、丸くなって眠っているような姿勢に整えてあげましょう。

もし死後硬直が始まっていて手足を動かせないときは、そのままにしておきましょう。

無理やり動かしてしまうと、遺体を傷つける可能性があります。

清拭する

遺体の姿勢を整えたら、ガーゼやブラシを使って体をきれいにしましょう。

猫は本来自分で毛づくろいをおこないますが、年を取るとその頻度も少なくなります。

汚れや毛玉がないか、注意深く見ることが大切です。

汚れを拭き取ったら、生前気に入っていたブラシを使って毛並みを整えてあげるといいでしょう。

また、亡くなった直後の体の弛緩によって、尿やよだれなどの体液が漏れ出してくることがあります。

ショッキングな光景かもしれませんが、取り乱さずに落ち着いて拭き取ってあげましょう。

棺や箱に納める

汚れを拭き取って毛並みを整えたら、いよいよ棺に収めてあげます。

棺はペット用のものが市販されていますが、お気に入りだった箱などがあればそれを使用してもいいでしょう。

・市販の棺はつくりがしっかりしていて、花や保冷剤などの付属品も一緒に用意できる
・手持ちの箱はお金がかからず、そこにある思い出のなかで愛猫を眠らせることができる

どちらにも利点はあります。

飼い主さんがよいと思ったほうを選びましょう。

ただしどちらの場合でも、のちに火葬・土葬をおこなう際に適した素材であるかどうかは確認しておく必要があります。

保冷する

安置する場所を決めたら、遺体を冷やしましょう。

夏場はもちろん冬であっても、遺体は腐敗します。

箱や棺にドライアイスもしくは保冷剤を入れることで、少しでもその進行を抑えなければいけません。

優先的に冷やすのは、お腹や背中など体の中心付近、そして頭です。

冷やす際には、ドライアイスや保冷剤を直接くっつけてはいけません。

薄手のタオルなどで包んで、遺体が傷まないように添えましょう。

また、ドライアイスは気化すると二酸化炭素になります。

密閉した部屋では酸欠につながることもあるので、定期的に換気をおこないましょう。

お供えをし最後のお別れを

安置のために必要なものを一通り棺に入れたら、空いているところにお供え物をいれてあげましょう。

生前好きだったおもちゃやおやつなどを、愛猫がさみしくないようにお供えしてあげてください。

ただし、棺や箱ごと火葬する場合には、お供え物も燃やしていいものを入れておかなければいけません。

燃え残るもの、有害物質が発生するものが混ざっていないかの確認はしておきましょう。

棺や箱の中を整えて、愛猫を送り出す支度が整ったら、いよいよお別れです。

2.葬送の方法を決める

2.葬送の方法を決める

愛猫の遺体をどのような葬儀で送るかも、飼い主さんが決めておくことのひとつです。

葬送の方法は、大きく分けると火葬土葬の二つが選択肢にあがります。

どちらにも利点があるので、次の紹介を読んでご検討してください。

火葬

火葬は、遺体を骨だけが残るまで焼く葬送方式です。

火葬の中にもいくつかの方法があり、特に合同火葬個別火葬のどちらを選ぶかは重要な点となります。

合同火葬は他所のペットたちと一緒に火葬するため、飼い主さんへの遺骨の返却はおこなわれません。

個別火葬ならば愛猫のみを個別に焼いてもらえるため遺骨も返してもらえますが、その分、合同火葬よりも費用は高くなります。

費用を抑えるならば合同火葬を、用意したお墓に遺骨も納めたいという場合には個別火葬を選びましょう。

埋葬

埋葬(土葬)は、遺体をそのまま埋めてしまう葬送方式です。

火葬に比べると業者の手配を必要とせず、費用もかかりません。

ただし、ペットの遺体は家庭から出る粗大ごみと同じ一般廃棄物として扱われます。

埋められるのは飼い主さんの私有地のみでなおかつ、近くの水源などへの影響がない場所に限られます。

また、法的に問題ない場所に埋めたとしても、深さが足りないと野生動物によって遺体を掘り返されたり腐敗臭が漏れ出すこともあります。

土葬には家の近くに埋葬してお墓を作れるメリットはありますが、注意点も少なくないことは覚えておきましょう。

フリーズドライ

まだ実用化はされていませんが、海外ではフリーズドライ葬というものの研究もおこなわれています。

遺体をフリーズドライしたあとに細かく砕いて土に返す、環境に優しい葬送として注目されているものです。

技術的にも法的にも日本で一般化されるのはまだ先のことですが、SDGsの意識も向上している現在、将来的にはペット葬の有力な選択肢として加わるかもしれません。

3.供養の方法を考える(火葬の場合)

3.供養の方法を考える(火葬の場合)

火葬によって遺骨が残ったら、その遺骨をどのように供養するかも考えなければいけません。

・手元に置いておく
・霊園で埋葬する
・散骨する・土に埋める

ここからは、上記三つの供養方法について紹介します。

手元供養

ペットの遺骨は、必ずしもお墓に納骨する必要はありません。

ご自宅に置いておけば、身近なところで供養することもできます。

霊園まで行かなくともお参りができる利点はありますが、祭壇を作ると場所を取るという難点もあります。

また、遺骨を加工してアクセサリや小さな骨壺に収めるというサービスをおこなっているところもあります。

愛猫が亡くなったあともそばに感じたいという飼い主さんは、利用してもいいでしょう。

ペット霊園

ペット霊園に納骨するというのは、おそらく多くの飼い主さんが選ぶ方法ではないでしょうか。

霊園によりますが、他所のペットと一緒に納骨してもらうことも、個別のお墓に納骨してもらうこともできます。

火葬から納骨までをひとつのプランとして用意している業者もあるため、それを利用することで手間を減らすこともできます。

また、人間用の霊園でもペットを一緒に納骨してもらえる場合があります。

飼い主さんと同じお墓に入れてほしいという場合には、そのような霊園を探しましょう。

散骨・土に埋める

遺骨を細かく砕いて粉にしたものを外に撒く行為を、散骨と呼びます。

この散骨によってペットを供養することも、珍しくはありません。

住んでいたお家の庭や好きだった場所に遺骨を撒くことで、愛猫を弔ってあげましょう。

また、粉にしなくても、骨壺のまま埋めてあげることもできます。

ただし、いずれの場合も土葬と同じように、近隣の迷惑にならない場所を選ぶ必要があります。

まとめ

ペットも大切な家族の一員です。

亡くなったら、丁寧に葬儀して供養をおこなってあげるべきでしょう。

そのためには亡くなってから考えるのではなく、あらかじめ準備しておくことが重要です。

飼い主さんが愛猫の死としっかり向き合い、弔えるように、ペット葬のことについては亡くなる前から考えておきましょう。