ペット遺体の発泡スチロール保管|入手先・サイズ・結露対策
最終更新日:2026年7月23日(内容を全面的に見直しました)
ペットのご遺体は、発泡スチロール箱に納めて安置できます。箱そのものが断熱材でできているため、中に入れた保冷剤やドライアイスの冷気が逃げにくく、体液がしみ出しても床や畳を汚しません。箱はスーパーの鮮魚コーナーで分けてもらうか、ホームセンターや通販で買えます。体を丸めた状態がゆったり納まるサイズを選び、底には必ず水分を受け止めるものを敷いてください。
先に結論
- 入手先:スーパーの鮮魚コーナー(声をかければ無料で分けてもらえることが多い)/ホームセンター/ネット通販
- サイズ:体を丸めた状態を実測し、その全長に10cmほど足した内寸を選ぶ。体重3kgの猫で、丸めるとおおよそ直径30cm
- 底に敷くもの:新聞紙 → ペットシーツ → バスタオルの順に重ねる。結露の水と体液の両方をここで受け止めます
- 保てる日数:保冷剤を使って夏1〜2日・冬2〜3日。ドライアイスを毎日補充するなら夏4〜7日・冬7〜10日
- フタは完全に密閉しない。ドライアイスを入れた箱を密閉すると、気化した二酸化炭素で破裂します。部屋の換気も必ず行ってください
この記事は、発泡スチロール箱を使ったご安置だけに絞ってあります。箱の手に入れ方、体格に合うサイズの決め方、お体を納める手順、そして意外に多くの方がつまずく結露の始末までを順に説明します。保冷剤を何個当てるか、ドライアイスを何kg使うかは体の大きさで変わるため、それぞれの専門記事へのリンクを本文中に置きました。

発泡スチロール箱が安置に向いている理由
ご遺体の傷みを遅らせるためにできることは、突きつめると「体温を下げ、低い温度を保つ」の一点です。安置に適した室温は0〜5℃、7日以上そばに置くなら0〜2℃。ところが一般家庭のエアコンは最低でも16〜18℃前後までしか下がりません。部屋を冷やすだけでは足りず、保冷剤やドライアイスで直接冷やす必要があります。
発泡スチロールは、その冷気を閉じ込めるための箱です。魚や冷凍食品の輸送に何十年も使われてきたとおり、薄い壁一枚で外の熱を遮ります。同じ量の保冷剤を使っても、床に寝かせたお体に直接当てるのと、発泡スチロール箱の中で当てるのとでは、冷たさの持ちがまったく違います。
もうひとつの利点は、水に強いことです。亡くなったあとは、口や鼻から体液がにじみ、排泄物が出ることがあります。さらに冷やせば必ず結露します。段ボールならふやけて底が抜けますが、発泡スチロールは水を吸いません。ここは後半で詳しく扱います。
加えて、軽い・切りやすい・そのまま棺として火葬に持ち込める場合がある、という実用的な良さもあります。ただし火葬業者によっては箱ごとの持ち込みを断られることがあるため、予約の電話のときに「発泡スチロール箱に入れています」と伝えておくと、当日あわてずに済みます。
発泡スチロール箱はどこで手に入るか
今この記事を読んでいる方の多くは、これから箱を探すところだと思います。時間帯によって現実的な手段が変わるので、上から順に当たってください。
スーパーの鮮魚コーナーで分けてもらう
いちばん早く、たいていは無料で手に入ります。スーパーの鮮魚売り場には、産地から魚が届いた発泡スチロール箱が毎日大量に出ます。多くの店ではそれを潰して廃棄しているので、サービスカウンターか鮮魚売り場の担当者に「発泡スチロールの箱を分けていただけませんか」と声をかければ、譲ってもらえることがほとんどです。
理由を説明する必要はありませんが、伝えれば大きめのものを探してくれる店員さんもいます。魚の匂いが残っていることがあるので、もらったら中を水で洗い、完全に乾かしてから使ってください。濡れたまま使うと、その水分がお体に移ります。
同じ理由で、精肉店・鮮魚店・市場、地域によっては農産物直売所でも手に入ります。開店直後より、荷受けが終わった午前中のほうが在庫が多い傾向です。
ホームセンター・ネット通販で買う
サイズを選びたいときは買うほうが確実です。ホームセンターやアウトドア用品売り場では「発泡クーラーボックス」「保冷箱」という名前で、容量表示(5L・10L・20L・30Lなど)とともに並んでいます。数百円から千円台が中心で、大きいものでも数千円です。
通販なら、業務用の魚箱・保冷箱がサイズ豊富に見つかります。ただし配送に日数がかかるため、今夜必要な方には向きません。翌日以降のお別れに備える場合の選択肢と考えてください。
深夜で、どこも開いていないとき
夜中にお別れが訪れることは珍しくありません。24時間営業のスーパーやドラッグストアで発泡クーラーボックスを扱っていることがありますが、確実ではありません。箱が手に入らない間は、次の順番で対処してください。
- 冷房を最低温度まで下げ、部屋を閉め切る(直接風が当たらない位置にお体を置く)
- 厚手のバスタオルの上に寝かせ、家にある保冷剤をタオル越しにお腹へ当てる
- 朝いちばんでスーパーへ向かう
箱がないからといって手遅れになるわけではありません。優先順位は「冷やすこと」が先、「箱に入れること」は後です。
体格に合う箱のサイズを選ぶ
サイズ選びで失敗すると取り返しがつきません。無理に押し込むと手足の向きが変わり、いったん固まってしまうと元に戻せなくなります。買いに行く前、あるいはもらいに行く前に、必ず実測してください。
測り方はかんたんです。手足を軽く畳んで横向きに寝かせた状態で、鼻先からお尻までの長さと、背中から前足までの厚みをメジャーで測ります。その長さに10cmほど足した数字が、必要な内寸です。余裕を持たせるのは、保冷剤やドライアイスを体の脇に置くための空間が要るからです。
| 体格 | 丸めたときの大きさ(目安) | 必要な内寸の目安 | 市販箱の容量表示 |
|---|---|---|---|
| ハムスター・小鳥・ハリネズミ | 10〜20cm | 25×20×15cm 以上 | 5〜10L |
| うさぎ・フェレット・子猫 | 25cm前後 | 35×25×20cm 以上 | 10〜20L |
| 猫・小型犬(10kg未満) | 直径30cm前後 | 50×35×30cm 以上 | 20〜30L(鮮魚箱の標準) |
| 中型犬(10〜25kg) | 50〜60cm | 70×45×35cm 以上 | 40〜50L |
| 大型犬(25kg以上) | 70cm以上 | 市販の箱では収まらないことが多い | 板材で自作、または別の方法へ |
数字はあくまで目安です。犬種や体つきで大きく変わるので、表よりご自分で測った数字を優先してください。
大型犬の場合、鮮魚箱では体が入りきりません。ホームセンターで発泡スチロールの板(断熱材として売られています)を買い、床にレジャーシートを敷いたうえで板を四方に立てて囲う、という方法があります。フタの代わりには同じ板をもう一枚。見た目は簡素ですが、冷気を逃がさないという目的は果たせます。大型犬のご安置については、愛犬のご遺体を冷やす場所と方法もあわせてご覧ください。
段ボール・クーラーボックスと、どれを使うか
「家に段ボールならある」「アウトドア用のクーラーボックスがある」という方も多いはずです。それぞれ長所と短所があります。
| 発泡スチロール箱 | 段ボール箱 | クーラーボックス | |
|---|---|---|---|
| 冷気の保ち | 高い | ほとんどない | 高い |
| 水・体液 | 吸わない | ふやけて底が抜ける | 吸わない |
| 入手のしやすさ | スーパーで当日入手可 | 家にある | 持っていれば |
| 大きさの自由度 | サイズが豊富・板で自作も可 | 大きいものも作れる | 縦長で体が入りにくい |
| そのまま火葬へ | 業者に要確認 | 可の場合が多い | 不可(持ち帰り) |
| その後 | 処分できる | 処分できる | また食品に使うことになる |
結論として、冷気を保つ力は発泡スチロール箱とクーラーボックスがほぼ互角、選びやすさで発泡スチロール箱が勝ちます。クーラーボックスは形が縦に深く、体を丸めた姿勢のまま寝かせにくいこと、そして「またこれで食べ物を運ぶのか」という気持ちの問題が残ります。使ったあと処分するつもりがないなら、避けたほうが後悔しません。
段ボールは、冷やす役目はほぼ果たしません。ただし発泡スチロール箱の外側にかぶせて目隠しにする、ふたが浮くのを押さえるといった補助には使えます。段ボールしかない場合は、内側に厚手のゴミ袋を敷いて防水し、その中にペットシーツを重ねてください。

発泡スチロール箱にお体を納める手順
順番があります。とくに1番目は時間との勝負なので、箱が手元になくても先に済ませてください。
手順1:死後硬直が始まる前に姿勢を整える
犬や猫の死後硬直は、亡くなってからおおむね1〜2時間で始まり、あごや首など小さな関節から全身へ広がります。いったん固まると、手では曲げられません。息を引き取ったことが確認できたら、まず手足を胸のほうへそっと畳み、体を丸めた姿勢にしてください。眠っているときの格好を思い出しながらで大丈夫です。
目や口が開いていれば、まぶたをそっと下ろし、あごを軽く支えて閉じます。すでに硬直が始まってしまっていても、無理に曲げないでください。関節や骨を傷めます。硬直は死後1〜3日ほどでやわらいでくるので、そのときにあらためて整えれば間に合います。死後硬直の進み方はペットの死後硬直で詳しく解説しています。
手順2:体を拭いて、水分を残さない
ぬるま湯で湿らせたガーゼやペット用ボディシートで、目・口・鼻・お尻のまわりを軽く拭きます。亡くなる前後に排泄や嘔吐があった箇所も同じように。そのあと必ず乾いたタオルで水気を取りきってください。濡れたまま箱に入れると、その水分が冷やされて毛の中に留まり、かえって傷みが早まります。
体液が出続けるときは、脱脂綿を軽く詰めておくと衣類やタオルの汚れを防げます。最後にブラシで毛並みを整えます。生前使っていたブラシを使う方が多く、この時間が気持ちの区切りになることもあります。
手順3:箱の底を三層にする
ここが発泡スチロール箱の要です。底に何も敷かないと、結露の水と体液が箱の底にたまり、お体が水に浸かった状態になります。次の順に重ねてください。
- 新聞紙を数枚(水分の逃げ場を作る層)
- ペットシーツを吸収面を上にして敷く(体液と結露を吸う層)
- バスタオルを1枚(お体が直接触れる層。柔らかさと保温性の緩衝)
ペットシーツがなければ、おむつ・キッチンペーパーの厚敷き・タオルの重ねでも代用できます。大事なのは「吸う層」と「触れる層」を分けることです。タオル一枚だと、吸った水がそのままお体に戻ってきます。
手順4:お体を納める
丸めた姿勢のまま、頭側を決めて静かに寝かせます。持ち上げるときは、片手で首と胸、もう片手でお尻を支えると体が伸びません。箱に入れたあと、顔の向きだけ整えてあげてください。お気に入りだったタオルやハンカチを一緒に入れる方も多くいます。
生花やおやつを添える場合は、火葬のときに取り出す必要があるかを葬儀業者に確認しておくと安心です。プラスチックやゴム、金属のおもちゃは火葬に向きません。
手順5:保冷剤・ドライアイスを当てる
当てる場所には優先順位があります。①お腹(内臓があり、傷みがいちばん早い)②首と頭 ③背中の順です。体の下に敷くより、上と横から当てるほうが効きます。冷気は下に降りるためです。
保冷剤もドライアイスも、直接肌に当てず、必ずタオルや新聞紙で包んでください。とくにドライアイスは表面が−78.5℃あり、直接触れた部分が黒く変色します。素手で持つのも凍傷の危険があるので、軍手か厚手のタオル越しに扱ってください。
体格ごとに必要な数・量は変わります。詳しくは保冷剤の正しい使い方、ドライアイスはドライアイスを当てる量と場所をご覧ください。
結露と水滴の始末——発泡スチロール箱で最も多い失敗
ご相談のなかで多いのが、「朝あけたら箱の中がびしょ濡れだった」というものです。断熱の効いた箱の中で冷やせば、結露は必ず起きます。想定して手を打っておけば、防げます。
水はどこから出るのか
三つあります。ひとつは保冷剤の表面の結露。冷たいものを暖かい空気に置けば、コップと同じように水滴がつきます。ふたつめはドライアイスまわりの霜と、それが溶けた水。三つめはお体から出る体液で、これは時間が経つほど量が増えます。
濡れたまま放置すると、毛が水を含んで冷えにくくなり、傷みも早まります。においの出方も変わります。
交換のタイミング
次を目安にしてください。
- 保冷剤の交換:夏は3〜4時間おき、冬は6時間おき。このタイミングで、包んでいるタオルと敷いたペットシーツも一緒に確認します
- ドライアイスの交換:1日1回。適量を使えばおよそ24時間もちます
- 底のペットシーツ:湿ったら交換。少なくとも1日1回は替えてください
- お体に触れているバスタオル:濡れていたら交換。予備を2〜3枚用意しておくと落ち着いて対応できます
交換のとき、箱のフタを開けている時間はできるだけ短く。手順を先に決めておくと、開けている時間が半分になります。
箱の外側と、置いた場所
結露は箱の内側だけではありません。冷えた箱を暖かい部屋に置けば、外側にも水滴がつきます。フローリングや畳の上に直接置くと、下が濡れて跡が残ります。レジャーシートかゴミ袋を広げ、その上にバスタオルを敷いて、箱はその上に置いてください。
置き場所は、直射日光が当たらず、家電の熱が来ない、家の中でいちばん涼しい部屋。北側の和室や玄関に近い廊下がよく選ばれます。エアコンをつけられるなら、その部屋を閉め切って最低温度まで下げてください。
ドライアイスを併用するときの注意
保冷剤より長く保てるぶん、扱いには決まりがあります。守るべきことは三つです。
フタを完全に密閉しない。ドライアイスは気体の二酸化炭素に変わりながら冷やします。密閉した容器に入れると内圧が上がり、フタが弾け飛んだり箱が裂けたりします。発泡スチロール箱はもともとぴったり閉まる作りではありませんが、テープで目張りするのは絶対にやめてください。フタは軽く載せる程度、または少しずらして隙間を残します。
必ず換気する。二酸化炭素は空気より重く、床に近いところにたまります。閉め切った狭い部屋で使い続けると、気分が悪くなることがあります。1〜2時間に一度、窓を開けて空気を入れ替えてください。ペットや小さなお子さんが同じ部屋で床に近い高さで過ごす場合は、とくに気をつけてください。
冷凍庫で保管しない。余ったドライアイスを家庭の冷凍庫に入れると、庫内の温度センサーが誤作動して冷凍機能が止まることがあります。使う分だけ買い、余りは発泡スチロール箱に入れたまま風通しのよい場所に置いて自然に気化させてください。
ドライアイスと専用の安置装置は、何がどう違うのか
お電話でのご相談でいちばん多いのがこの質問です。違いは「冷やし方」にあります。
ドライアイスは約−78.5℃。触れている面から一気に凍らせるため、接した部分の組織が凍ります。死後硬直は本来1〜3日かけて自然にゆるんでいきますが、凍った状態では硬直が解けないまま火葬を迎えることがあります。毛並みが硬くなる、色が変わるといった変化も、この急激な冷却によるものです。
いっぽう専用の安置装置は、ペルチェ素子で熱を吸い取る方式です(特許第6507438号)。凍らせるのではなく、腐敗が始まらない体内温度4℃以下を保つように冷やします。凍らせないので死後硬直は時間とともにほどけ、手足がやわらかくなって、眠っているようなお顔に戻っていきます。
| ドライアイス | 専用の安置装置 | |
|---|---|---|
| 温度 | 約 −78.5℃ | 体内温度が4℃以下になるよう吸熱 |
| 冷やし方 | 触れた面から凍らせる | 内側から熱を吸い取る(ペルチェ式) |
| 死後硬直 | 解けないまま火葬を迎えることがある | 時間とともに自然にほどけていく |
| お姿 | 毛並みが硬くなる・色が変わることがある | 眠っているような状態を保ちやすい |
| 交換 | 半日〜1日ごとに必要 | 不要 |
| 換気 | 必要(二酸化炭素が発生する) | 不要 |
| 安置できる期間 | 夏4〜7日・冬7〜10日 | 最長約20日間 |
どちらを選ぶかは、火葬までの日数で決まります。2〜3日で火葬される予定ならドライアイスで足ります。日程が決まらない、遠方のご家族の到着を待つ、年末年始で火葬炉が空かない——そうした事情で日数が読めないときに、交換のいらない装置が向きます。
発泡スチロール箱でどのくらい保てるか
「発泡スチロールの保冷時間はどれくらいか」「何日くらい保存できるのか」というご質問をよくいただきます。箱そのものに保冷力があるわけではなく、中に入れた冷やすものが何であるかで日数が決まります。箱の役割は、その冷気を逃がさないことです。
| 冷やす方法 | 夏(室温25℃前後) | 冬(室温15℃以下) | 交換の手間 |
|---|---|---|---|
| 何もしない(常温・冷房なし) | 半日〜1日 | 1〜2日 | — |
| 保冷剤(+冷房) | 1〜2日 | 2〜3日 | 3〜4時間おき(冬は6時間おき) |
| ドライアイス(毎日補充) | 4〜7日 | 7〜10日 | 1日1回・買い足しが必要 |
| 葬儀業者の冷蔵保管(0〜2℃) | 5〜10日 | 5〜10日 | 預けるため、そばにいられない |
| レンタルの安置装置 | 最長20日 | 最長20日 | 交換不要・ご自宅のまま |
発泡スチロール箱+保冷剤という組み合わせは、手軽さでは一番ですが、日数では夏1〜2日が限界です。火葬まで2日以上空くことがはっきりしているなら、早い段階でドライアイスの手配に切り替えてください。届くまでの間は保冷剤でつなぎます。
それ以上の日数が必要な場合——ご家族の帰りを待ちたい、連休で火葬の枠が取れない、まだ決心がつかない——には、ご自宅に置いたまま最長20日間ご安置できるレンタルの装置もあります。当社のメモリアルキャリーは、ドライアイスの補充も保冷剤の交換もいらず、凍らせないためお姿が変わりません。関東(東京・神奈川・千葉・埼玉)と東海(静岡・愛知)にお届けしています。何日置けるかの全体像はご遺体の保管は何日できるかにまとめています。

よくある失敗
実際にご相談を受けたなかで、繰り返し起きているものを挙げます。
- 箱のサイズを測らずにもらってきた。入らないと分かってから探し直すことになり、その間ご遺体は常温に置かれます。測ってから動いてください
- 底に何も敷かなかった。翌朝には水がたまり、毛が濡れて冷えにくくなります。新聞紙・ペットシーツ・タオルの三層を先に
- 保冷剤を体の下にだけ置いた。冷気は下に落ちるので、下からでは体全体に回りません。お腹の上に置くのが基本です
- ドライアイスを直接お体に載せた。触れた部分が黒く変色し、元に戻りません。必ず新聞紙かタオルで包んでください
- フタをテープで目張りした。ドライアイスを使っているなら、内圧で箱が壊れます。隙間は残してください
- 魚のにおいが残った箱をそのまま使った。洗って完全に乾かしてから使ってください
- 火葬の予約を後回しにした。安置は待つための手段で、目的ではありません。箱に納めて落ち着いたら、その日のうちに火葬先へ連絡を
よくある質問
発泡スチロール箱に入れれば、何時間くらい冷えたままですか?
箱そのものが冷やすわけではないので、時間は入れたものによります。保冷剤は夏なら3〜4時間、冬なら6時間ほどで交換の目安に達します。ドライアイスは適量を使えばおよそ24時間、つまり1日1回の交換です。箱の効果は、この冷気を部屋に逃がさず、お体のまわりに留めることにあります。フタを開ける回数が多いほど短くなります。
犬のご遺体も発泡スチロールで保管できますか?
小型犬・中型犬なら問題ありません。鮮魚箱の大きめのものや、ホームセンターの40〜50Lの保冷箱が使えます。大型犬は市販の箱に収まらないことが多いため、発泡スチロールの板で四方を囲う方法か、葬儀業者の冷蔵保管、レンタルの安置装置を検討してください。
発泡スチロール箱ごと冷凍庫に入れてもいいですか?
おすすめしません。まず家庭用の冷凍庫に箱ごと入る大きさではないこと、そして凍らせると解凍のときに組織が崩れ、お姿が変わってしまうことが理由です。体液も出ます。冷やすことと凍らせることは別のもので、ご安置に必要なのは0〜5℃まで下げることであって、凍らせることではありません。詳しくは冷蔵庫と冷凍庫のどちらを選ぶかをご覧ください。
ウーパールーパーや魚など、水槽の生き物にも使えますか?
使えます。小さな体は乾きやすく、また夏場は室温がそのまま伝わるため、発泡スチロール箱に入れて保冷剤を当てる方法は理にかなっています。ただし体が薄く水分が多いぶん、保冷剤を直接当てると部分的に凍ってしまうことがあります。タオルで包んだ保冷剤を箱の外周に沿って置き、体には触れさせないでください。乾燥を防ぐため、湿らせたキッチンペーパーを軽くかけておくと、お姿が保てます。
スーパーで箱をもらうとき、理由を聞かれたらどうすればいいですか?
「保冷に使いたい」で十分です。多くの店では理由を尋ねられません。もし事情を話すのがつらければ、そのまま黙って受け取って構いません。逆に伝えれば、大きめのものやきれいなものを探してくれる店員さんもいます。ご自身が話しやすいほうで大丈夫です。
においが出てきました。箱に入れているのに、どうしてですか?
においは、冷やしきれていないところから出ます。よくあるのは、お腹の上に保冷剤が当たっていない、底に水がたまって毛が濡れている、フタの開け閉めが多い、の三つです。まずお腹の位置に保冷剤を追加し、底の敷物を新しいものに替えてください。それでも強まるようなら、ご遺体の傷みが進んでいます。火葬までまだ日があるなら、葬儀業者への相談か、レンタルの安置装置への切り替えを早めに検討してください。
提携先の獣医師より
ワンちゃん、ネコちゃんが亡くなった直後、お身体に残った体温により腐敗が進行してしまいます。気温が10℃を下回る季節であっても、ご遺体を即座に冷却する必要があります。腐敗は体内温度が4℃を超えると進行してしまうため、冬場でも「寒いから大丈夫」と決めつけず、適切な方法で安置してあげましょう。
小滝橋動物病院 動物医療センター グループ代表 磯野先生(メモリアルキャリー提携先)
出典・参考にした公的資料
- 棺内のドライアイスによる二酸化炭素中毒に注意(令和5年9月21日)(消費者庁)
- ドライアイスから気化した二酸化炭素により急性二酸化炭素中毒(災害事例)(厚生労働省 職場のあんぜんサイト)
- ペット(各種相談の件数や傾向)(国民生活センター)
- 業種追加の検討「動物の死体火葬・埋葬業者」について(中央環境審議会 資料)(環境省)
料金・手続きは自治体や事業者によって異なります。最新の内容は各リンク先の公式情報をご確認ください。
火葬までのご安置に不安がある方へ
ドライアイスの交換や保冷剤の入れ替えに追われず、ご自宅で最長20日間、お別れの時間をゆっくり過ごせるレンタルのご安置サービス「メモリアルキャリー」があります。ドライアイス不要・交換不要・凍らせないため、きれいなお姿のままお見送りの準備ができます。関東(東京・神奈川・千葉・埼玉)・東海(静岡・愛知)にお届け、24時間365日ご相談を承ります。
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小滝橋動物病院・羽根木動物病院・横浜動物救急診療センター VECCS Yokohama・どうぶつの総合病院 専門医療&救急センター・動物医療センター Pecoグループと提携しています。
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