ペットの遺体は冷蔵庫で保存できる?火葬までの安置方法
ペットの遺体を冷蔵庫に保管することは、火葬や埋葬の準備をするため方法として有効なのでしょうか。
確かに冷蔵庫に保管することで、遺体の腐敗を防ぎ、最後のお別れを慎重に行う時間を確保できる可能性はあるものの、気になる点もあるはずです。
そこで今回は、ペットの遺体を冷蔵庫に保管できるかについて解説し、まとめました。
ペットの遺体を冷蔵庫で保存するのは可能?メリットやデメリットを解説
結論を言えば、ペットの遺体を冷蔵庫で保存することは可能です。
冷蔵庫に入るくらいの小動物で冷蔵庫に入るサイズであれば、遺体の安置場所を冷蔵庫にすることも可能です。
ただし、メリットやデメリットがあるのも事実です。
ここではそれらについて解説しましょう。
ペットの遺体を冷蔵庫で保存するメリット
ペットの遺体を冷蔵庫で保存するメリットは、安定した温度で保存できる、保冷剤などの交換がいらないといった点が挙げられます。
まず、冷蔵庫は常に一定の温度で保存できるため、遺体の腐敗も穏やかにすることができます。
これによって、安置する期間をより期間を長くすることもできるのです。
次に保冷剤などの交換が不要です。
保冷剤やドライアイスを利用すると交換する必要があります。
これはかなり手間になることも多いのも事実です。
しかし、冷蔵庫ではそういった手間がありません。
ペットの遺体を冷蔵庫で保存するデメリット
一方で、ペットの遺体を冷蔵庫で保存するデメリットもあります。
それは、食品が汚染されるリスク、心理的な負担です。
まず、ペットの遺体はどんなにきれいな状態でも細菌を持っている可能性があります。
これが食品などに触れると細菌繁殖して食べられなくなり、冷蔵庫自体も当分食品を保存できなくなることがあります。
次に心理的な負担です。
これまで家族のように接していたペットを遺体とはいえ、モノ扱いするのはつらいものです。
また、冷蔵庫を開けるたびにペットを思い出す人もいるでしょう。
火葬まで何日保存できる?冷凍庫で安置できる期間
冷凍庫でペットを安置した場合、基本的に数か月以上安置できます。
冷凍することで細菌繁殖を極力遅らせられるので、どうしても葬儀まで時間がある場合は、冷凍庫に入れて保存する手段も有効です。
冷凍庫を使わない場合は、夏場で1~2日、冬場でも2~4日で腐敗が始まってしまうので、早めに火葬する必要があります。
また、冷蔵庫の場合でもそれらの日数に加えて数日延長されるだけなので、早めに火葬の手配をする必要があるでしょう。
冷蔵庫で保存する際の注意点
冷蔵庫で保存する際の注意点として極力食品に触れないようにすることです。
遺体から出てくる体液が庫内に出ないようにタオルで包んでビニール袋に入れたり、小動物などであればタッパーのような容器に入れて蓋をしっかり綴じましょう。
いずれにしても空気に触れないこと、食品に触れないこと、ニオイが出ないようにすることを徹底する必要があります。
それでも、腐敗が進んできて遺体のニオイが庫内に充満してくることがあります。
そうなる前に火葬することが重要です。
まとめ
ペットの遺体を冷蔵庫に保管することで、腐敗をおくらせ、火葬や埋葬の準備時間を確保できます。
今回紹介した注意点を押さえることで、ペットに敬意を払いつつ、保存期間を伸ばし、安らかに見送れるでしょう。