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ペットの死後に遺体を美しく保存するには?保冷剤の正しい使い方

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2024年07月18日
ペットの死後に遺体を美しく保存するには?保冷剤の正しい使い方

ペットと最後に別れを過ごすため、時間が必要です。

しかし、その間ペットを適切に保管することが求められるのも事実です。

このような課題もペットの死後、保冷剤を使用することで腐敗を遅らせることで解決でき、余裕をもってお別れの時間を過ごせます。

今回は保冷剤の使い方や冷やす前の注意点について詳しく解説しましょう。

ペットの死後の遺体安置に必要な保冷剤の基礎知識

ペットの死後の遺体安置に必要な保冷剤の基礎知識

ペットの死後、保冷剤を使用するにあたってはいくつか必要な知識があります。

それは保冷剤がなぜ必要なのか、保冷剤はどんな場所に当てればいいのか、置けばいいのかといった知識です。

ここではそれらについて、どういったものかを解説します。

保冷剤が必要な理由

保冷剤が必要な理由は腐敗の防止、悪臭の防止、そして虫の発生の防止です。

まず、ペットは死後夏場で1日冬場でも2日程度で腐敗が始まります。

この腐敗を予防する、あるいは進行を遅くするために保冷剤を使って処置する必要があります。

次に悪臭の防止です。腐敗が進むと悪臭が出てきてしまいます。

この悪臭を防ぐにはペットの遺体の温度を下げることが有効で、保冷剤が必要な理由です。

腐敗が進むとハエなどの虫が近寄ってきます。

これを予防する防虫効果を期待する意味でも保冷剤は必要です。

保冷剤の置き方・当てる場所

保冷剤にも置き方や当てる場所がある程度決まっています。

まず、置き方は保冷剤をそっと置きます。

ドライアイスの場合は袋に入れて同様に当てるようにしましょう。

次に当てる場所は背中、首、下腹部、お腹です。

これらの部位は腐敗や悪臭が発生しやすい場所であり、特に下腹部やお腹の部分は腐敗が進行しやすい場所に当たるため、保冷剤を使用して集中的に冷やすようにしましょう。

可能であれば顔周りにも保冷剤をおいて置くとより効果的です。

季節によって違う?保冷剤で遺体を保存できる期間

結論を言えば、ペットの死後に保冷剤で保存できる期間は季節によって異なります。

まず、春や秋など比較的気温が落ち着いている時期では2~3日が目安です。

一方、冬場になると気温が低くなるため、室内の気温を上げないようにすれば、3~4日保存できます。

夏場においては、保冷剤を使用しても2日程度しか保存できないことも多いので、十分保冷剤で冷やすことや室内の気温を低めにするなど工夫が求められます。

また、ペットの死後あまり一緒にいられない点に注意しなければなりません。

ペットの死後に遺体を保冷剤で冷やす前にすべきこと

ペットの死後に遺体を保冷剤で冷やす前にすべきこと

ペットの死後に遺体を保冷剤で冷やしますが、冷やす前にすべきことがいくつかあります。

それはペットの遺体の体勢を整えること、体をきれいに拭くこと、そして納棺することです。

さらに保冷剤を置いた後はお供えをすることも重要です。

それらについて見ていきましょう。

死後硬直の前に体勢を整える

ペットが亡くなると、どんどん死後硬直が始まります。

特に小型犬など体の小さなペットになると、硬直スピードは急激に進みます。

死後硬直が完成する前に適切な体勢を整えることが重要です。

姿勢は前足、後ろ足を寄せて体全体を丸めるような姿勢にします。

これはちょうどペットが横になって寝ている姿勢に近い状態といえるでしょう。

また、目を開けたまま亡くなってしまっていた場合は、そっとまぶたを動かして閉じるようにすることも重要です。

清拭する

体勢を整えたら清拭をします。

ペットは死後体液が目や鼻、耳、そして肛門から出てくるケースも見られます。

もともと筋肉がそれらをせき止めていますが、死後に力が抜けてしまうため、流れ出てしまうのです。

こういった状態のままにしてしまうと保冷剤をおいても効果が十分得られないため、拭いてあげましょう。

同時に下腹部を押し当てて一旦汚物類を出し切るというのもポイントです。

これらの処置を行ったら脱脂綿やティッシュなどを使ってふさぎましょう。

納棺する

ペットの体勢を整え、清拭が終わったら納棺を行います。

葬儀会社に依頼すれば専用の棺を用意できますが、用意できない場合は段ボール箱や発泡スチロール箱などを使いましょう。

あらかじめ水漏れのリスクもあるため、底部分はタオルや布を敷くようにします。

保冷効果を考えると発泡スチロール箱が最適です。

ただ、大きなペットの場合は大きな箱を用意して、下にビニールシート、なければゴミ袋などを敷き詰めておき、汚れや水分が外に出ないようにすることもポイントです。

保冷剤を置いた後はお供えを

保冷剤を置いて納棺した後は、お供えをします。

お供えはペットが生前よく使っていたもの、食事、死後使ってほしいものなどがおすすめです。

注意点としては火葬を考えて燃やせるもの、燃やしても有毒なガスなどが発生しないものなどを用意します。

つい金属の入ったおもちゃなどを入れたくなりますが、あくまでお供えだけにして火葬する際は棺などに入れないようにしましょう。

そのようにすることで火葬した後もきれいに遺骨だけの状態にできます。

まとめ

ペットの死後、最期のお別れの時間を落ち着いて過ごすためには、遺体の適切な保管がポイントです。

今回紹介したように保冷剤を使うことで、遺体の腐敗を遅らせることができます。

まず、ペットの体を適切な姿勢にして清拭を行い、その周囲に保冷剤を配置します。

特に腹部や首周りに重点的に配置することで、効果が高まるので実践してみましょう。

適切な方法で準備を行い、遺体に保冷剤を置くことで、ペットとのお別れの時間を大切に過ごすことができるはずです。