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愛する犬が亡くなってしまったら…飼い主がすべきことを徹底解説

未分類
2024年05月07日
愛する犬が亡くなってしまったら…飼い主がすべきことを徹底解説

大切な家族としてともに過ごしてきた愛犬が亡くなってしまうのは、とてもつらいことです。

しかし、ペットを飼っているかぎりいつかは必ずお別れのときが来てしまいます。

そのときが来たら、遺された飼い主さんは何をすればいいのでしょうか。

今回は、愛する犬が亡くなってしまったときに飼い主さんがすべきことについて解説をおこないます。

大切な愛犬を正しく見送ってあげるために、ぜひ参考にしてください。

遺体の安置方法は?愛犬がなくなってしまったら飼い主がすべきこと

遺体の安置方法は?愛犬がなくなってしまったら飼い主がすべきこと

多くの場合、飼い主さんはご自宅で愛犬の最後を看取ることになるでしょう。

では、愛犬が目の前で亡くなったら、飼い主さんは何をすればいいのか。

まず必要なのは、死亡の確認

その次が、遺体の安置です。

ここからは、飼い犬が亡くなったあとに飼い主さんが取るべき行動について、順を追って解説します。

本当に犬が亡くなってしまったかを確認する方法

本当に犬が亡くなってしまったかを確認する方法

愛犬が本当に亡くなったのかどうか、まずはバイタルサインの確認をおこないましょう。

バイタルサインとは呼吸・脈拍・体温の三つを指します。

呼吸は口や鼻に手や耳を近づけて判断することもできますが、お腹や体全体がゆっくり周期的に動いている様子で確認も可能です。

脈拍は、脇の下あるいは胸に直接手を当てて確かめましょう。

心臓がまだ動いている場合には、拍動が感じられます。

体温の確認は、犬の場合は直腸に体温計を差し込んで測ります。

ただしこれは素人がおこなうと直腸を傷つけることもあるため、犬用の体温計で耳などを測定するほうがいいでしょう。

犬の平熱は、およそ38~39度と高めです。

これよりも下回っていたら、バイタルサインの低下といえます。

ただし、バイタルサインは仮死状態で弱まっていると、完全な停止との判別が難しいこともあります。

もし完全に死亡しているのと仮死状態の見分けがつかないようであれば、動物病院に連絡をしましょう。

犬が亡くなってしまったら遺体を安置・保存する

犬が亡くなってしまったら遺体を安置・保存する

愛犬の死亡が確認されて、飼い主さんの心の整理がついたら、ちゃんと弔ってあげることを考えましょう。

そのためには、まず、愛犬の遺体の状態が悪くならないように安置することが必要になります。

ここからは、葬儀までの間、ご自宅で犬の遺体の腐敗・損壊を抑える方法について解説します。

手足を優しく折り曲げ体勢を整える

死亡から時間が経つと、遺体には死後硬直が始まります。

これは死後およそ30分~2時間で始まる、徐々に時間をかけて全身の関節や筋肉が硬直する現象です。

一度硬直してしまうと、手足を動かすことが難しくなってしまいます。

愛犬の死亡を確認したら、できるだけ早く開いている目と口を閉じ、手足を曲げて無理なく眠っているような姿勢に整えてあげましょう。

もし死後硬直が始まってしまった場合、無理やり関節を曲げてはいけません。

遺体を損傷する可能性があります。

タオルやブラシで清拭する

歳を取った犬はトイレを失敗してしまったり寝ている時間が増えたりして、体が汚れがちです。

亡くなってしまったら、タオルで汚れを綺麗に拭き取ってあげましょう。

毛並みが乱れている部分は、ブラシで整えます。

生前に使っていたものをそのまま使っても問題ありません。

また、遺体からは弛緩によってよだれや尿が漏れてくることもあります。

ペットシートで受け止めたうえで、タオルで拭ってあげましょう。

棺や箱に納める

遺体を綺麗に清拭したら、いよいよ棺や箱に納めます。

犬用の棺は通販サイトなどで販売されているため、亡くなる前に購入しておきましょう。

愛犬が無理なく入るサイズで、必要な付属品が付いているものを選ぶとよいでしょう。

生前に気に入っていた箱などがあれば、それを利用することもできます。

その場合には、底にタオルやペットシートを敷いてください。

保冷剤やドライアイスで冷やす

遺体は、時間が経つと腐敗が進行します。

腐敗は温度が高いほど早く進むため、安置中は冷やしておく必要があります。

使用するのはドライアイス、もしくは保冷剤です。

普通の氷では保冷性が足りず、また溶けて遺体を汚す原因になってしまいます。

ドライアイスも保冷剤も、遺体に直接触れさせてはいけません。

薄手のタオルなどで包んで、お腹や背中、頭のそばに添えてあげましょう。

ご家庭で安置していられるのは、夏場で2~3日、冬でも3~4日程度とされています。

葬送の方法はそれまでに決めましょう。

花や好きだったものをお供えする

棺に遺体と必要なものを入れたら、空いているところにはお供え物を入れます。

きれいなお花や生前好きだったおやつ、おもちゃなどを入れて、愛犬がさみしくないようにしてあげましょう。

ただし、火葬をするのであれば、棺に入れられるお供え物が決められている場合があります。

利用する火葬業者のホームページなどで、入れてはいけないものが何かは確認しておきましょう。

犬の死亡届に必要なもの

狂犬病予防法により、犬は飼い始めたら市区町村への登録が義務付けられています。

同様に、死亡したら市区町村へ届け出をしなければいけません。

必要なものは、主に以下の三つです。

・死亡届
・鑑札
・注射済票

鑑札と注射済票は、狂犬病予防注射を受けた際にもらえるものです。

死亡届は自治体のホームページなどでダウンロードできます。

また、オンライン手続きを受け付けている地区もあります。

届け出に必要なものも含めて、お住いの自治体のホームページに一度目を通すといいでしょう。

犬が亡くなってしまった…辛いペットロスの乗り越え方

愛犬とのお別れを済ませて慌ただしさが過ぎ去ると、ペットロスに見舞われることがあります。

ペットといっても、大切な家族であることには変わりありません。

失った悲しさは、ときに耐え難いほど飼い主さんを苦しめます。

そんなときは、思い切って人にその悲しみを打ち明けましょう。

話すというのは、苦しみを軽くするにはとても有力な手段です。

また、使っていたペット用品を整理したり供養のための祭壇を作るのも手でしょう。

なかには、ペットロスの悲しみを埋めるために新たにペットを飼うという人もいます。

それも決して、悪いことではありません。

悲しみへの向き合い方は人それぞれです。

いろいろな話を参考にしながら、ペットロスを乗り越えましょう。

まとめ

愛犬が亡くなったとき、そのショックで飼い主さんは途方に暮れて何をすればいいのかもわからなくなってしまうかもしれません。

そうならないためには、あらかじめ愛犬が亡くなったときにはどうするかを決めておくことが必要です。

何を用意して、何をすればいいのか。

考えるのもつらいことではありますが、大切な家族の一員だからこそ、ちゃんとお別れができるように、準備はしておきましょう。