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ペットが亡くなったら?安置・火葬・供養までの5つの段階

お別れ・葬儀・供養
2024年05月01日
大切なペットが亡くなったら?安置から火葬・供養までを徹底ガイド

最終更新日:2026年9月25日(内容を全面的に見直しました)

ペットが亡くなったら、お見送りまでは「直後の処置」「安置」「火葬の手配」「火葬当日」「遺骨と供養」の5段階で進みます。今日じゅうにやるのは、姿勢を整えてお腹を冷やすことと、火葬業者に連絡して日程を押さえることの2つだけです。それ以外は、すべてあとで決められます。

法律で期限が決まっている手続きは、犬の死亡届(死亡から30日以内)ひとつだけです。このページは全体の地図です。いまどの段階にいて、次に何を決めればいいのか、いつまでにやればいいのかを時間の順に並べ、それぞれのやり方は専門の記事へご案内します。

ペットが亡くなったらお見送りまでの5段階

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お見送りまでの全体像|5段階の早見表

5つの段階を、いつまでに何を決めるかで並べました。多くの方は、亡くなった当日に段階1〜3を同時に進めることになります。

段階 いつまでに 決めること
1 直後の処置 硬直が始まる前(亡くなってから1〜3時間) 姿勢を整える。誰に知らせるか
2 安置 当日中に始め、火葬まで続ける 何日そばにいたいか。どこまで冷やすか
3 火葬の手配 当日〜3日以内に連絡(枠が埋まるため) お骨を残すか。どこに頼むか
4 火葬当日 所要1〜2時間(立会い・お骨上げ込み) 立ち会うか。何を一緒に入れるか
5 遺骨と供養 期限なし。四十九日を目安にする家庭が多い 手元に置くか、納めるか

表を見て意外に思われるのが、急ぐのは最初の3段階だけという点です。特に段階3の連絡は、早いほど選べる日程が残ります。逆に段階5には期限がありません。

時間の順に言い直すと、次のようになります。

・今日…手足をそっと折りたたむ、体を拭く、お腹を中心に冷やす、火葬業者に連絡する
・数日以内…火葬の方法(個別か合同か・立ち会うか)と、一緒に入れるものを決める
・30日以内…犬は市区町村に死亡届を出す(猫・うさぎ・鳥・ハムスターは不要)
・急がなくていい…遺骨をどうするか、供養の形

段階1 直後の処置|硬直が始まる前の1〜3時間

ペットが亡くなった直後にすること

決めること:姿勢を整えるか、いま誰に知らせるか。

死後硬直は、亡くなってから1〜3時間であご・首・まぶたから始まります。ハムスターや小鳥などの小動物は数十分〜1時間と早く進みます。手足を伸ばしたまま固まると、棺に納まりにくくなります。硬直の前に、手足をそっと胸のほうへ折りたたみ、眠っているときの姿勢に整えてください。

目や口が開いていれば閉じ、体液が出ていれば拭き取ります。体の下にはペットシーツかタオルを敷きます。すでに固まっていたら無理に曲げず、硬直が解ける死後1〜3日を待ってから整え直します。

硬直の時間の流れは猫・犬の死後硬直はいつから?生き返る?解けるまでの時間と安置で、目と口の閉じ方や体の拭き方は猫の遺体をきれいに保存|死後硬直前の整え方と清拭で詳しく扱っています。

動物病院への連絡は必須ではありません。かかりつけに知らせたい場合も、落ち着いてからで構いません。電話での伝え方はペットが亡くなったら動物病院に連絡?伝え方と市役所への手続きに文例をまとめています。この段階で本当に急ぐのは、姿勢を整えることだけです。

段階2 安置|何日そばにいたいかで、冷やし方が決まる

ペットのご遺体を火葬まで安置する方法

決めること:火葬まで何日あくか。そのあいだ、どこまで冷やす手段を用意するか。

安置の目的はひとつ、お体を冷やして変化を遅らせることです。安置に適した室温は0〜5℃、7日以上なら0〜2℃です。家庭のエアコンは16〜18℃前後までしか下がらないので、冷房だけでは足りず、保冷剤かドライアイスの併用が前提になります。冷やすのはお腹を最優先に、次に首・頭です。

手段は、必要な日数に応じて1段ずつ上げます。方法ごとに保てる日数の目安は次のとおりです。

方法 夏(室温25℃前後) 冬(室温15℃以下)
何もしない(常温) 半日〜1日 1〜2日
保冷剤(+冷房) 1〜2日 2〜3日
ドライアイス(毎日補充) 4〜7日 7〜10日
業者の冷蔵保管(0〜2℃) 5〜10日 5〜10日
安置装置のレンタル 最長40日 最長40日

数字を見て意外に思われるのが、保冷剤だけでは夏に1〜2日しかもたない点です。火葬の日程が決まっていないうちは、いちばん短い数字で計画してください。この段階の判断は「翌日火葬か/数日先か/1週間以上か」の3択まで絞れれば十分です。日数が決まれば、使う手段は自動的に決まります。

寝かせる場所と手順はペット遺体の安置方法|自宅の置き場所と火葬までの手順に、そろえる道具はペット安置に必要なもの一覧|セット品・買える場所・費用にまとめています。保冷剤の個数はペットが亡くなったら保冷剤は何個?包み方・交換頻度・安置期間、何日もつかの詳しい比較はペットの遺体保管は何日?猫・犬・小動物別の日数と延ばす方法をご覧ください。

1週間以上そばにいたいなら、業者の冷蔵保管か安置装置のレンタルになります。私たちが運営する「メモリアルキャリー」はこの段にあたるサービスで、ドライアイスも交換作業も不要のまま、ご自宅で最長40日間ご安置いただけます(対応エリアは関東一都三県と東海の静岡・愛知)。3つの方法の比べ方はペットの遺体保管、自宅の限界を超える3つの方法を比較で整理しています。

提携先の獣医師より

ワンちゃん、ネコちゃんが亡くなった直後、お身体に残った体温により腐敗が進行してしまいます。気温が10℃を下回る季節であっても、ご遺体を即座に冷却する必要があります。腐敗は体内温度が4℃を超えると進行してしまうため、冬場でも「寒いから大丈夫」と決めつけず、適切な方法で安置してあげましょう。

小滝橋動物病院 動物医療センター グループ代表 磯野先生(メモリアルキャリー提携先)

段階3 火葬の手配|当日から3日以内に連絡する

ペットの火葬方法を決める

決めること:お骨を残すか。どこに頼むか。

迷ったときの分かれ道はひとつ、お骨を手元に残したいかどうかです。ここが決まれば、依頼先は自然に絞れます。

依頼先 返骨 費用の目安
ペット霊園・寺院(個別火葬) あり 1万5,000〜7万円前後(体格と立会の有無で変わる)
訪問火葬(火葬車が自宅前へ) あり 1万5,000〜5万5,000円前後
合同火葬(複数のペットと一緒に) 原則なし 個別より安い
自治体 原則なし 数千円程度(自治体差が大きい)

費用は体重で決まる業者がほとんどで、小さな子ほど安く、大型犬ほど高くなります。自治体は費用を抑えられる一方、多くは合同での焼却となり、お骨は戻りません。体格別の相場はペット火葬の料金相場|費用の目安を方法・体格別に解説に、依頼先の比べ方は犬・猫の遺体の引き取り先|費用と返骨で選ぶ比較にまとめています。

連絡を急ぐのは、枠が埋まるからです。週末・連休・年末年始は特に混みます。電話では次の4つを先に伝えると、話が早く進みます。

1. いつ亡くなったか
2. 体重
3. 希望する日
4. 数日先まで安置する予定があるか

段階4 火葬当日|所要1〜2時間、確認するのは3つ

決めること:立ち会うか。何を一緒に入れるか。

立会い火葬は、お骨上げまで含めて1〜2時間ほど見ておくと余裕があります。立ち会わず任せることもでき、その場合もお骨は戻ります。小さなお子さんを立ち会わせるかは、ご家族で話して決めてください。正解はありません。

当日確かめるのは、一緒に入れるもの・支払い方法・お骨をどこに置くかの3つです。首輪の金具やリードなどの金属、おもちゃなどのプラスチック、ガラス、厚手の毛布、大量の花はたいてい断られます。入れたいものがあるなら、予約の電話で先に確認してください。当日「入れられません」と言われるのが、いちばん心残りになります。

棺を自分で用意する場合、段ボール製のペット用が通販で2,000〜5,000円ほどです。業者が用意してくれるプランも多くあります。サイズの選び方はペット用の棺・箱の選び方|サイズと火葬できる素材に、入れる花の選び方はペットの火葬で棺に入れる花|避ける種類・本数・花屋での買い方にまとめています。

写真を撮るかどうか迷ったら、撮っておくことをおすすめします。見返すかはあとで決められますが、撮らなかったものは戻ってきません。肉球のかたちを取るのも、火葬の前にしかできません。

段階5 遺骨と供養|ここから先に期限はない

ペットの火葬後の供養方法

決めること:遺骨を手元に置くか、納めるか。ただし、今日決める必要はありません。

火葬が終わると、多くの方が「次は何をすれば」と考えます。答えは「何もしなくていい」です。遺骨をどうするかに法律上の期限はなく、四十九日を目安にゆっくり考えるご家庭が多いというだけです。骨壺を部屋に置いたまま何年も過ごす方もいます。

選択肢は、骨壺を家に置く手元供養、霊園や納骨堂への納骨、自宅の庭への埋葬、散骨などです。遺骨の一部をペンダントに納める形もあります。

気をつけたいのは、悲しみが深いうちに大きな決断をしないことです。納骨も散骨も、一度行うと戻せません。決まらないなら、決まらないまま置いておいて構いません。気持ちが落ち込んで日常に戻れないときは、ペットロスで立ち直れない時にかける言葉と相談先も参考にしてください。

期限がある手続きは1つだけ|犬の死亡届は30日以内

犬が亡くなったときの死亡届は30日以内

5つの段階のなかで、法律上の期限があるのはここだけです。犬が亡くなった場合は、死後30日以内に登録している市区町村へ死亡届を出します。狂犬病予防法にもとづく登録の抹消で、怠ると20万円以下の罰金の対象になることがあります。

必要なものは、犬の鑑札と狂犬病予防注射済票です。窓口のほか、郵送や電子申請に対応している自治体も多くあります。猫・うさぎ・鳥・ハムスターなどは届け出が要りません。ただしマイクロチップを登録している犬・猫は、30日以内に死亡の届出が必要です。

30日という期限には余裕があるので、火葬が終わって気持ちが落ち着いてからで構いません。窓口や届け出の方法はペットが亡くなったら動物病院に連絡?伝え方と市役所への手続きに、自治体にご遺体の引き取りを頼む場合の扱いはペットの遺体の処分方法|自治体の引き取り・費用が出せない時にまとめています。

犬・猫・小動物で違うこと

5つの段階は共通ですが、種類によって気をつける点が変わります。当てはまるものを先に読んでください。

犬
市区町村への死亡届が必要なのは犬だけです。体が大きいほど冷やすのに時間がかかり、保冷剤の数も増えます。当日の動き方は犬が亡くなったらどうする?最初の24時間にやることの順番で、火葬までのやることは犬が亡くなったら何をする?当日〜火葬までの完全チェックリストで順に確認できます。

猫
役所への届け出は要りません(マイクロチップ登録済みを除く)。体が小さく、硬直が早めに進むので、姿勢を整えるのを優先してください。猫の流れは猫が亡くなったら|安置・火葬から供養までの流れにまとめています。

ハムスター・小鳥などの小動物
硬直は数十分〜1時間と早く始まります。保冷剤は体に直接当てず、箱の外側に置く形で足ります。冷蔵庫を使うかどうかの判断は冷蔵庫でペットの遺体は保存できる?ハムスターなど小動物の安置をご覧ください。

迷ったときの3つの原則

悲しみのなかで大小の決断が続くので、優先順位を決めておくと消耗が減ります。

1. 期限のあるものから片づける
期限があるのは、火葬の予約(枠が埋まるという実務上の期限)と、犬の死亡届(30日以内)の2つだけです。この2つを先に済ませれば、残りは自分のペースで決められます。

2. 後戻りできない決断は、後ろに回す
合同火葬を選ぶ、散骨する、遺骨を納める。これらは取り消せません。手元に骨壺を置くことや、安置を1日延ばすことは、あとから変えられます。迷ったら、変えられるほうを選んでください。

3. 一人で全部決めない
火葬の方法や供養の形には、家族それぞれの思いがあります。全員の予定を合わせるのが難しければ、せめて「いつ火葬するか」だけは共有してください。日程さえ分かっていれば、立ち会えない家族も自分なりのお別れができます。

お見送りでよくある失敗5つ

よくあるのが、段階の順番を取り違えて、あとで取り返せなくなるケースです。次の5つは避けてください。

1. 火葬の連絡を後回しにする…安置の準備に追われて数日たち、電話したら週末が埋まっていた、という例です。安置を延ばす予定があっても、予約は先に押さえてください
2. 合同火葬を選んでから、お骨を残したかったと気づく…合同火葬ではお骨は基本的に戻りません。迷うなら個別火葬が安全です
3. 冷房だけで一晩越そうとする…16〜18℃は涼しい部屋であって、安置に適した温度ではありません。夏は朝までにお腹から変化が始まります
4. 硬直してから姿勢を整えようとする…固まった手足を曲げると関節や皮膚を傷めます。そのまま入る箱を選ぶか、解けるまで待ちます
5. 供養の形を悲しみの最中に決める…納骨も散骨も戻せません。期限はないので、迷っているうちは動かさないでください

よくある質問

Q. ペットが亡くなったら、まず何をすればいいですか?

手足をそっと折りたたんで姿勢を整え、体を拭き、お腹を中心に冷やしてください。そのうえで火葬業者に連絡して日程を押さえます。この2つが当日にやることのすべてです。届け出も供養も、あとで構いません。

Q. 亡くなったことを動物病院に連絡する必要はありますか?

義務はありません。通院中で予約が残っている場合や、お礼を伝えたい場合は、落ち着いてから電話で構いません。伝え方はペットが亡くなったら動物病院に連絡?伝え方と市役所への手続きに文例をまとめています。

Q. 火葬までどれくらい待てますか?

冷やし方によります。保冷剤と冷房なら夏1〜2日・冬2〜3日、ドライアイスを毎日補充すれば夏4〜7日・冬7〜10日、業者の冷蔵保管なら5〜10日、安置装置のレンタルなら最長40日です。何日そばにいたいかを先に決めると、手段が決まります。

Q. 自治体に頼むのと民間業者に頼むのは、何が違いますか?

いちばんの違いは、お骨が戻るかどうかです。自治体は費用を数千円程度に抑えられますが、多くは合同での焼却でお骨は戻りません。民間の個別火葬なら、お骨上げをして遺骨を持ち帰れます。

Q. 棺に入れてはいけないものはありますか?

首輪の金具などの金属、おもちゃなどのプラスチック、ガラス、厚手の毛布は断られることがほとんどです。基準は業者ごとに違うので、入れたいものがあれば予約の電話で確認してください。

Q. 遺骨はいつまでに納骨しなければいけませんか?

期限はありません。四十九日を目安に考えるご家庭が多いというだけで、何年も手元に置いても問題ありません。悲しみが深いうちに決めなくて大丈夫です。

出典・参考にした公的資料

料金・手続きは自治体や事業者によって異なります。最新の内容は各リンク先の公式情報をご確認ください。

この記事を書いた人:メモリアルキャリー編集部
ペットのご遺体安置装置「メモリアルキャリー」を運営する株式会社ペトリーの編集部です。ご家族からのご相談と、実際のご安置の現場で得た知見をもとに記事を作成しています。

火葬までのご安置に不安がある方へ

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