いつまでに火葬すべき?ペットの遺体の保管は何日まで?期間や安置方法をナビ
最愛のペットとお別れするとき飼い主様が悩むのは、いつまでに火葬すべき?
ペットの遺体の保管は何日まで?
などではないでしょうか。
ペットの火葬は、死後2日~10日がよいと言われています。
遺体はすぐに火葬、葬儀をおこなわなければと焦る必要はなく、保冷安置により最長10日程腐敗の進行を遅らせることができます。
そこで、この記事ではペットの遺体の保管期間について詳しく説明。
自宅での安置方法を解説していきます。
飼い主様の不安な気持ちが少しでも解消できますよう、ぜひ最後までご覧ください。
大切なペットの遺体の保管期間は何日?火葬までの安置方法とは
ペットの遺体の保管期間は亡くなられた体の状態や安置の方法により変わります。
ペットの遺体の状態から亡くなられた日から4日以内の火葬が一般的です。
夏や冬と気温により遺体の保管期間も変わります。
気温が高いと腐敗が進みやすくなるので火葬までの安置には遺体を冷やすためのドライアイスが必要です。
夏季の保管期間
夏季だとペットの遺体の保管期間は、1~2日が目安です。
気温が高いと腐敗が進みやすくなります。
冷房をつけた状態にしておきペットの遺体を少しでも長くよい状態を保ちましょう。
長い期間の遺体の保管は、できる限り綺麗な体に保つのに遺体を冷やす保冷剤やドライアイスが必要です。
冷やした状態を保つことができる小さな小動物は長めに保管できるかもしれません。
大切なペットの遺体は腐敗が進み、悪臭となり虫が発生すると飼い主様もこれから旅立つペットもお互い辛い思いとなります。
長くそばにいたい気持ちはわかりますが葬儀はなるべく早めにおこないましょう。
冬季の保管期間
冬期だとペットの遺体の保管期間は、2~3日が目安です。
冬場の保管はできるだけ暖房の温度を上げないように気をつけます。
最後のお別れに家族全員で送り出してあげたいとき、家族が集まるまで遺体の傷みが出ないよう保管期間を長くしたいでしょう。
ペットの遺体の腐敗の進行を遅らせるには、保冷剤やドライアイスを使用し、遺体をしっかりと冷やしてあげると長く保存できます。
そこで必要となるのが、保冷剤やドライアイスです。
冷凍する場合の保管期間
葬儀の予約が取れない、家族が集まるまで時間が必要な場合にはペットの遺体の保管期間は長くなります。
家庭により理由はさまざまですが大切なペットの遺体は最後まで綺麗な状態で送り出すのが理想ではないでしょうか。
冷凍しない状態だと大切なペットの遺体は腐敗し長く保管できません。
ドライアイスでの冷凍は夏場では4~7日程、冬場は1週間~10日程、長い期間安置できます。
気温や室温には違いがあるのでドライアイスは取り替える頻度の調整が必要です。
ドライアイスの交換は2日に1回を目安にしましょう。
発泡スチロールなどの箱のようなものだと冷却効果を高めます。
保冷性の高いものを棺に選ぶとよいでしょう。
火葬までペットの遺体を自宅で安置する方法
火葬まで自宅で安置する方法は?
まず何からおこなう?
ペットの遺体を自宅で保管するには何日までか。
安置には順序がありペットにしてあげる最後のお世話となる作業があります。
最愛のペットとのお別れに、どうしたらよいのか不安な方はぜひ、参考にしてください。
1.死後硬直の前に体勢を整える
優しく手足はたたんで丸まっている体勢にしてあげます。
亡くなったペットの遺体は2時間程で死後硬直が始まるので、その前に体勢を整えてあげましょう。
自然な体勢だと眠っているように見えます。
まぶたが開いているときはなでるように優しく閉じてあげましょう。
口が開いているときは閉じてあげます。
死後硬直が始まっている場合、無理に体を曲げる必要はありません。
半日ほどで死後硬直は溶けるので、そのあと処置をするとよいでしょう。
2.ブラシやタオルで体を綺麗にする
出血や排泄物など体液が出てきますが時間の経過とともに落ち着く現象です。
テイッシュや脱脂綿で汚れたら拭き取ります。
量が多い場合、その部位には脱脂綿またはコットンを詰める処置をしてください。
体を綺麗にするのは死後硬直で硬くなっている間はなるべく触れず、死後硬直が解けたあとタオルやガーゼで体を奇麗にしてあげましょう。
雑菌の繫殖を防ぐのに、お湯で濡らしたタオルやガーゼで体全体を拭き、汚れを取ります。
遺体の濡らしすぎはよくないのでタオルやガーゼはお湯を含ませすぎないよう、注意が必要です。
汚れを拭き取ったあと、ブラシでやさしく毛並を整えます。
3.納棺する
棺となる箱にペットの遺体を納めましょう。
箱の中にペットシーツやビニールなど敷き箱に体液が染み出すのを防ぎます。
バスタオルやシーツより水分を吸い取るペットシーツだと遺体を汚しにくいでしょう。
夏場の処置は薄いタオルなどで包んだ保冷剤を箱の中にあらかじめ並べて置くと効率よくペットの遺体を冷やせます。
遺体を置くときの室温は肌寒く感じる程度がよいでしょう。
棺の安置には直射日光の当たらない場所にします。
夏場はクーラーのきいた部屋での安置となりますが、直接風が当たらないよう気をつけましょう。
4.保冷剤やドライアイスで冷やす
ペットの遺体の保管は腐敗の進行を遅らせるために保冷剤や氷パックでしっかり冷やします。
ガーゼや薄いタオルに、保冷剤や氷パックを包み遺体が濡れないようにしましょう。
腐敗しやすい頭の周辺やおなかは保冷剤を多めに置き首元、胸、背中にも当てます。
効果の目安は保冷剤では約6時間、氷だと約3時間で低下していくので保冷剤は溶けたら新しいものと交換し繰り返し凍らせ使用するとよいでしょう。
保冷剤が準備できるまでの繋ぎが氷です。
ペットの遺体を保冷処置したあと、綺麗なバスタオルまたはシーツで包むと保冷効果が高まります。
5.お供えをする
亡くなった大切なペットにお悔やみの心を形にして表すのがお供えです。
ペットとの最後の時間は安らかに過ごせるよう、生前ペットが好きだったおもちゃやよく食べていたおやつなどを供えてあげます。
保冷の必要のないおやつ、プラスチックやゴム製ではないおもちゃや生花はお供えにはよいでしょう。
葬儀業者によりプラスチックやゴム製、金属製のものや造花は棺のなかに入れるのを禁止しています。
事前に確認しておきましょう。
棺に入れるお供えはそのまま火葬となります。
写真や手紙、小量のお菓子、お花などが一般的なお供えです。
まとめ
ペットが亡くなられた日から遺体の保管期間の目安である1~3日であれば傷みもなく送り出せます。
心の整理がつかない状態でのお別れとならないよう、可愛がっていたペットの体を綺麗にしてあげ感謝の気持ちを伝えてあげましょう。
何か理由があり長く保管する場合、ドライアイスなどでしっかりと保冷をしてあげる必要があります。