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愛するペットの遺体を安置に適した温度とは?正しい保存方法を解説

未分類
2024年06月03日
愛するペットの遺体を安置に適した温度とは?正しい保存方法を解説

ペットが亡くなったけど火葬まで自宅に置いておくにはどうすればいいの?

大事なペットを見送る方法や手順が分からないという飼い主さんもいらっしゃるのではないでしょうか?

そんな方のために、愛するペットとの最後のお別れまでの遺体保存や安置について詳しくご紹介します。

大切なペットの遺体を安置するための温度と注意点

大切なペットの遺体を安置するための温度と注意点

つらい話ですが、大事なペットも命の火が消えてしまえば腐敗が始まってしまいます。

その腐敗の進行を遅らせるために遺体を冷やして安置するのですが、その安置の方法や手順、安置の際の温度や注意点について解説します。

夏の場合

亡くなったのが夏であればより注意が必要です。

近年は猛暑となることが多いので遺体の腐敗スピードは速いと思われます。

常温で保存する場合、夏場では1~2日がその限度となります。

もちろん保冷剤やドライアイスを使って冷やすことで、その期間は少し伸ばすことができます。

部屋はエアコンをかけてやや肌寒いと感じる18~20℃ぐらいに保ち、直射日光が当たらない場所に遺体を安置しましょう。

保冷剤もしくはドライアイスでお腹と背中の2ヶ所を重点的に冷やします。

冬の場合

亡くなったのが冬ならば夏よりも腐敗スピードは遅くなりますが、それでも2~3日が保存の限度です。

これは夏場と同じように常温で保存した場合の期間ですので、適切な方法で冷やすことでその期間は延長できます。

外気温が低い時季ならばあえて冷房をかける必要はありませんが、暖房で部屋を暖かくすることは避けましょう。

室温が低くてもそれだけでは遺体の腐敗を抑えることはできませんので、保冷剤やドライアイスで冷やすことは必須です。

ペットの遺体を正しい温度で安置すれば何日間保存できる?

ペットの遺体を正しい温度で安置すれば何日間保存できる?

ペットが亡くなった季節がいつであっても、安置する部屋の温度はやや肌寒いぐらいまで抑えておきましょう。

室温としては夏場であっても18℃ぐらいまで、冬場なら暖房をしなければそれだけでかなり低い温度なので問題ありません。

遺体の腐敗は内臓が速いので、ドライアイスなどでお腹と背中の2ヶ所を冷やして、適宜交換することで7~10日保存することが可能です。

ペットの遺体を安置する手順

ペットの遺体を安置する手順

では、ペットの遺体をキチンと保存・安置する手順をご紹介します。

まず安置するために必要な物を用意しましょう。

遺体をキレイにするためのタオルガーゼ、脱脂綿ティッシュなどを揃えておきましょう。

毛並みを整えるブラシも必要です。

最も重要なのが遺体を冷やすアイテム、保冷剤やドライアイスです。

さらに、安置するためのも必要です。

死後硬直前に手足を優しく曲げる

遺体を安置するには棺や箱に納めるのですが、亡くなったペットがみんな自然な姿勢になっているわけではありません。

目や口が開いていたり手足が伸びていたりすることがあります。

自然な体勢に整えてあげるのですが、死後2時間ほどすると死後硬直が始まり硬くなってしまいます。

できればそうなる前にやさしく手足を折り曲げてあげ、目や口を閉じてあげましょう。

タオルやブラシで清拭する

遺体が自然な体勢に整ったら、次に遺体を拭き清めてあげましょう。

死後には出血していたり排泄物や体液が流れ出たりしている場合もあります。

濡らしたタオルやガーゼなどできれいに拭いてあげましょう。

もしきれいに拭き清めても続けて流れ出るようであれば、その部位(お尻や鼻の穴など)に脱脂綿を詰めておくと安心です。

毛並みもブラシできれいに梳かして整えてあげましょう。

最後のお別れまで目にするペットの遺体ですから、生前の可愛い状態でいて欲しいですね。

棺や箱に納める

遺体の状態が良くなったら、安置するための棺や箱に納めてあげましょう。

ペット用の棺を用意しても良いですし、無ければ段ボール箱や発泡スチロールの箱などでも構いません。

ペットよりやや大きめの物を用意しましょう。

体液などが流れ出ても良いように一番底にはペットシートやビニールシートを敷き、その上に毛布などを置いて遺体を横たえたら、遺体の上にも毛布などを掛けてあげましょう。

丸まって眠っているような姿勢にしてあげるのがおすすめです。

保冷剤やドライアイスで冷やす

遺体安置の用意ができたら、腐敗の進行を遅らせるために遺体を冷やす処置を施します。

保冷剤でも構いませんが、できればドライアイスを使ってしっかり冷却したいところです。

ドライアイスなら体重に見合った重量のものを用意すれば約1日は持ってくれるので交換の手間も減らせます。

腐敗のスピードが速い内臓を冷やすためにお腹と背中の2ヶ所を冷やしますが、ドライアイスは直接触れると飼い主さんの手もペットの皮膚も凍傷を起こしてしまいます。

飼い主さんは厚めの手袋などで保護し、ドライアイスも布や紙などを巻いてから遺体のそばに置きましょう。

花やおやつをお供えする

以上でペットの遺体安置・保存の手順は終了です。

あとは火葬・埋葬まで可愛かったペットに思いをはせながら過ごしましょう。

そこで、ペットを安置するそばに生前好きだったおやつやおもちゃ、お花などをお供えしてあげるのもいいですね。

これまでの感謝やずっと忘れないよといった思いを込めて大切だったペットを悼みましょう。

もちろんペットを偲ぶ方法は人それぞれですので、飼い主さんが良いと思うやり方で見送ってあげましょう。

まとめ

ペットの遺体を適した温度で保存・安置する正しい方法をご紹介しました。

大切だったペットを安心して見送ってあげるために、飼い主さんが最後にできるペットへの愛情表現かもしれませんね。

この記事が少しでもその手助けになれば幸いです。