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安置から火葬・供養まで~愛犬がなくなった場合に飼い主がすべきこと~

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2024年05月02日
安置から火葬・供養まで~愛犬がなくなった場合に飼い主がすべきこと~

犬の寿命は、およそ13~15歳と言われています。

その生涯は、人間のものと比べると長いものではありません。

まだ子犬の頃に家族に迎えても、どうしても、愛犬は飼い主よりも先に旅立ってしまいます。

では、残される飼い主は最期を迎える愛犬のために、なにをすべきなのでしょうか。

今回は、愛犬がなくなったときに飼い主さんが取るべき行動について解説します。

大切な家族を最後までちゃんと見送ってあげるために、ぜひ参考にしてください。

犬がなくなった場合の対応方法・すべきことは

犬がなくなった場合の対応方法・すべきことは

愛犬がなくなったあとに飼い主さんの取るべき行動は、大きく分けて二つになります。

・書類上の手続きをおこなう
・遺体を供養する

犬を飼い始めた場合、狂犬病予防法に基づいて必ず所在地の市区町村へ届け出をおこなわなければなりません。

そして、死亡した場合にも手続きが必要になります。

また、当然ながら遺体はそのままにはしておけません。

愛犬がなくなった直後、あるいはその前から、遺体を弔う準備をおこなうことになります。

犬がなくなった場合は自治体に死亡届の提出が必要

犬がなくなった場合は自治体に死亡届の提出が必要

犬の飼い主には、生後91日以上の犬を飼い始めてから30日以内に市区町村で登録手続きをおこなう義務があります。

これは狂犬病予防法に基づいたもので、どのような犬や飼い主さんでも必須の義務です。

そして、これにより登録された犬は、死亡した場合にその旨を届け出なければいけません。

届け出ないままにしていると市区町村から狂犬病予防の案内が届き続けたり、場合によっては狂犬病予防法に触れていると判断されてしまい、必要のない手間がかかってしまうこともあります。

【安置から葬送まで】犬がなくなった場合にやるべきこと

【安置から葬送まで】犬がなくなった場合にやるべきこと

亡くなった愛犬の遺体は、丁寧に弔ってあげましょう。

まずは、愛犬が亡くなったことをペット葬儀火葬業者に連絡します。

あらかじめ利用する会社を決めておくといいでしょう。

そのあとに、遺体の状態が悪くならないように安置する作業をおこないます。

適切な処置をして、大切な愛犬の最期をきれいなまま見送れるようにしましょう。

1.遺体の安置

1.遺体の安置

自宅で愛犬が亡くなった場合、火葬業者や葬儀会社に引き取ってもらうまで、遺体の安置をすることになります。

しかし、遺体をただ置いておくだけでは、腐敗によって状態が悪くなったり、体液が漏れ出して家を汚したりしてしまいます。

何の準備もせずにそのときを迎えてしまわないよう、ここからはその手順や必要なものについて解説します。

安置の手順と必要なもの

安置にまず必要なのは、遺体を収めるための棺あるいはです。

生前気に入っていた箱などでもいいですが、専用の棺も売られています。

手足を畳んだ姿勢で入れても多少余裕のある大きさのものを選びましょう。

また、遺体からは体液が漏れ出ることもあります。

棺の中にはペットシートタオルを敷いておきましょう。

お花おもちゃなど、生前好きだったものを棺に入れてあげてもいいですが、その場合はのちに火葬することも考えて入れるものを選んでください。

2.遺体の保存

2.遺体の保存

生き物の遺体は、徐々に腐敗していきます。

その速度は気温の影響が大きく、夏と冬では安置しておける日数が変わってしまうほどです。

しかし、夏場の家庭でも遺体を冷やす準備さえしていれば腐敗の進行を遅らせることは可能です。

使用するのは、ドライアイス保冷剤です。

ドライアイスを急に大量に用意するのは難しいので、使用するのであれば事前に購入できる場所を探しておきましょう。

冷却の手順と方法

安置した遺体を冷やすためには、ドライアイスもしくは保冷剤を使用します。

通常の氷では保温性が十分ではなく、また、溶けて遺体を汚すことにもなってしまいます。

ドライアイスと保冷剤どちらを使用する場合でも、直接遺体に触れさせてはいけません。

遺体が凍傷を起こしてしまう可能性があります。

薄手のタオルで包んでください。

優先的に冷やす箇所は頭とお腹、背中です。

安置している間に溶けてしまい保温性が足りなくなったら、都度交換しましょう。

3.葬送

3.葬送

遺体の安置をして各方面の都合が付いたら、いよいよ葬儀になります。

人間の葬儀と同じように、ペットの葬送儀礼もさまざまな方法があり、その手順や準備も異なります。
飼い主さんと愛犬の好みや宗派に合わせて選びましょう。

葬送方法の種類

葬送で一般的なのは、火葬でしょう。

業者によっては、お骨を焼いている間にお経を上げてくれることもあります。

焼いた骨は骨壺に収められます。

それを手元に残すかお墓に埋葬するかも、飼い主さんが選択します。

また、ペットの土葬は違法ではありません。

お家の近くで眠っていてほしい場合には、土葬を選ぶこともあるでしょう。

ただし、ペットの遺体は法律上一般廃棄物として扱われます。

私有地内であっても、本当に土葬をしていい場所なのかは確認しましょう。

4.供養

4.供養

供養とは、亡くなった方の冥福を祈る行為です。

人間の供養のためにはお墓参りでお供え物をしたり、祭壇を作ったりしますが、亡くなったのがペットであっても飼い主さんが供養をしたいと思うことはあるでしょう。

ここでは、ペットを供養する際の方法について解説します。

供養方法の種類

亡くなったペットを火葬したあと、お骨は一度飼い主さんのもとに戻ります。

そのお骨を自宅に置くのもお墓に埋めるのも、飼い主さん次第です。

しかし、もし自宅に置くのであれば、供養できる祭壇も用意しましょう。

また、お墓に埋めると一口にいってもペット墓地にはさまざまな種類があります。

他のペットとの合同のお墓や個別のお墓があり、墓地によっては人と同じお墓に入れることもできます。

どの形で埋葬しても、お墓参りによる供養はおこないましょう。

お供え物はペットが生前好きだったおもちゃやおやつなどが一般的です。

まとめ

今回は、愛犬がなくなった場合の安置から葬送まで、飼い主さんがすべきことについて解説しました。

一緒に過ごしてきた愛犬がなくなるのは、とてもつらいことです。

しかし、大切な家族の一員だからこそ、なくなるときには丁寧に弔ってあげましょう。