東京でペットの遺体安置用ドライアイスが購入できる店舗5選を紹介！
大切なペットが亡くなってしまった時、悲しみのあまり何も手につかなくなったり、茫然と時を過ごしてしまったりすることもあるかもしれません。
しかし、亡くなったペットの遺体はその瞬間から腐敗が進みます。
夏場なら1～2日、冬場でも2～3日が遺体保存の限界です。
それでも、ドライアイスを使うことで遺体の腐敗を遅らせて、少しでも良い状態を保ったまま見送ってあげることができます。
東京でペット用ドライアイスを購入できる店舗（5つ）と、ドライアイスを使う際の注意点をご紹介します。
いつか来る「その日」に備えるために是非ご一読ください。
東京でペット用ドライアイスが購入できる店舗5選を紹介！
ペットの遺体を良い状態で保管するために必要なドライアイスは、スーパーやホームセンターでは販売されていません。
一般的な購入先としては、製氷会社や町の氷屋さん、ペット葬を取り扱う葬儀社などです。
そこで、東京都内でドライアイスを購入可能な店舗（企業）を5つご紹介します。
1中央冷凍産業株式会社
東京都中央区にある中央冷凍産業株式会社は老舗の製氷業者で、飲食店向けの純氷やドライアイス、氷彫刻やかき氷機のレンタルといった氷に関することを手広く扱う会社です。
全国への発送も行っているほか、関東地域限定ですが午前10：30までのインターネット注文であれば、その日に届く当日バイク便にも対応しています。
ペット安置用ドライアイスの価格は以下の通りです。（いずれも税込/送料込）
・即日発送5kg：3,920円 10kg：5,140円（専用保冷ボックス付）
・関東地域当日バイク便…5kg：4,970円 10kg：7,220円
当日バイク便は、東京23区内であれば決済完了後3～5時間で届きます。
2冨士氷室
東京都渋谷区の有限会社富士氷室は、氷製品の加工・製造・販売を行う会社です。
飲食店はもとより、コンサートや学園祭などのイベントも多く手がけています。
購入の方法は電話やファックス、メールのみで、インターネットでの注文には対応していません。
自社による直送便は渋谷・原宿・下北沢・恵比寿・青山・西麻布・中目黒に限られていますが、代行配送は東京都下全域がそのエリアとなっています。
用途や数量、価格などは注文の際に丁寧に見積もりや相談に乗ってくれます。
3株式会社大陸
株式会社大陸は、主にドライアイスを販売する東京都豊島区に本社を置く会社です。
スモークボックスのレンタルや氷の販売も行っていますが、ペットの棺桶やペット用仏壇も扱っているのでペットの遺体保管に関しても専門知識を有する心強い会社です。
ドライアイスの注文はインターネットと電話受付とがあり、インターネットは24時間受付ですが電話注文の場合、午後4：00までの受付なら即日発送・翌日配送が可能です。
価格は、使いやすいパックに入ったものなら以下の通りです。（税込み/送料・代引き手数料無料）
・5kg：3,620円（1kg×5＋専用保冷パック）
・10kg：4,870円（1kg×10＋専用保冷パック）
4有限会社齊藤燃料
東京都荒川区にある有限会社齊藤燃料は、氷やドライアイス、備長炭を扱う街の氷屋さんです。
ドライアイスは常に1,500～2,000kg在庫があるので、急な注文にも対応できるのが安心できるポイントです。
板状のスライスで販売されていて、1kgから購入することができます。
東京23区内が配送エリアとなっているので、購入の際に相談してみましょう。
メールでの問い合わせも可能ですが、遺体安置で使うドライアイスの購入は急ぐ場合が多いので、電話で問い合わせるのが確実です。
5せたがやペット斎場
東京都世田谷区のせたがやペット斎場は、葬儀から火葬、納骨・埋葬まで、ペットの供養に関すること全てを取り扱う専門業者です。
施設利用者に限られますがペット遺体安置用のドライアイスの販売も行っています。
価格は、5kg7,700円（税込/アイスパック・軍手付）・10kg9,900円税込/アイスパック・軍手付）と、氷屋さんや製氷業者と比較するとやや割高ですが、葬儀や火葬などを「せたがやペット斎場」で行う飼い主さんなら遺体安置に関しても任せられるので安心かもしれません。
ネットでも購入可能なので楽天やAmazonもおすすめ！
もっと手軽にドライアイスを購入したいという飼い主さんには、楽天やAmazonといったインターネットショッピングサイトで探すという選択肢もあります。
スライスと呼ばれる板状で販売されていることが多く、必要な量を注文すれば翌日や翌々日には到着します。
価格はまちまちですが、氷屋さんや製氷業者での購入とそれほど変わらない価格帯となっています。
発泡スチロールの箱などに詰めて発送される場合がほとんどですが、不在で荷物を持ち帰って再配達になったりすると、ドライアイスが昇華して小さくなる恐れもあるので注意が必要です。
「ドライアイス ペット安置用」で検索すると多数ヒットします。
ドライアイスを使用する際の注意点
ペットの遺体を良い状態で保管・安置しておく際にとても便利なドライアイスですが、取り扱いには注意が必要です。
ドライアイスは固体二酸化炭素の商品名で、－78.5℃の超低温です。
扱い方を誤れば凍傷や酸欠といったトラブルを招く恐れがありますので、注意すべき点についてひとつずつ解説します。
体に直接ドライアイスを当てない
超低温のドライアイスをペットの体に直接触れさせると、皮膚に張り付いてしまって取れなくなる可能性があります。
無理にはがそうとするとペットの皮膚を一緒にはがしてしまう恐れがあるので、直接ドライアイスを遺体に触れさせないようにしましょう。
購入したドライアイスが紙状のパックに包まれている場合は、そのまま遺体のおなかと背中の2箇所に置きましょう。
もしドライアイスが裸のままであれば、新聞紙やタオルなどを巻いてから遺体の安置に使用しましょう。
凍傷に注意する
ドライアイスを扱う際にはかならず軍手や手袋をしてからにしましょう。
－78.5℃のドライアイスを素手で触ると凍傷になってしまいますから、絶対にやめましょう。
短時間の接触なら軽度の凍傷で済みますが、長時間の接触で重度の凍傷になれば皮下組織にまで損傷が及んで壊死する危険があります。
また、飼い主さん自身はその危険性を認知していても、小さなお子さんが誤って触ってしまう恐れもあるので遺体の安置場所では目を離さないようにしましょう。
酸欠に注意する
ドライアイスは固体化した二酸化炭素なので、常温の状態では昇華して気体になる際に二酸化炭素を発生します。
ペットの遺体安置にドライアイスを使用する部屋には二酸化炭素が充満する恐れがあり、酸欠（酸素欠乏症）に陥って意識を失い、最悪の場合死に至ってしまうという事故もしばしば起こっています。
また、二酸化炭素は空気より重いため、低いところにたまる性質があります。
遺体の安置場所で飼い主さんが添い寝する場合は危険度が高くなるので、より注意が必要です。
まとめ
ペットの遺体を良い状態で安置する際に使用すると便利なドライアイスを東京で購入するにはどこがいいのか？
そして、そのドライアイスを遺体安置に使用する際に気をつけるべき注意点について詳しく解説しました。
大切なペットが旅立つ、いずれ訪れる「その日」に備えて飼い主さんも情報収集してしっかり備えておきましょう。