ペットが亡くなったら火葬までドライアイスを!購入場所や注意点は?
ペットとのお別れは、とてもつらく悲しいものです。
何も手につかないほどに気持ちが沈んでしまうことも、珍しくはありません。
だからこそ、その時が来ても途方に暮れてしまわないように、あらかじめ用意や下調べはしておいたほうがいいでしょう。
今回は、ペットが亡くなってしまってから火葬によって弔うまでの手順や注意点について解説します。
つい目をそらしてしまいがちな話ではありますが、大切な家族をちゃんと見送るためにも、ぜひ参考にしてください。
ペットがなくなったら火葬までにすること
ペットが亡くなっても、悲しみに暮れている時間はあまりありません。
すぐに各種連絡を行い、また、ペットのご遺体を大事に保護する必要があります。
ここでは、それらの「ペットが亡くなったら火葬までにすること」について解説をします。
火葬サービスやペット霊園に連絡
亡くなったペットは、何らかの手段で弔ってもらう必要があります。
そのために、まずはご遺体を焼いてもらうペット火葬サービスや、御遺骨を安置するペット霊園への連絡を行いましょう。
事前に火葬場や霊園の連絡先をまとめておくと良いでしょう。
火葬サービスの選択
ペット火葬サービスを取り扱っている業者は数多く存在します。
葬儀のプランや火葬場の位置、金額など、選ぶ基準は飼い主様次第ですが、
火葬から葬儀、埋葬納骨までを一連の流れとして行ってもらえる業者を利用すると、混乱することも減るでしょう。
決して冷静ではない状態での業者の選択は、トラブルの原因にもなります。
利用する火葬サービス業者はできるだけペットがまだご存命の内に決めておきましょう。
ペットの搬送・火葬
業者への連絡が済んだら、いよいよペットの搬送、火葬になります。
火葬場へは、飼い主様ご自身での搬送が困難な場合は火葬業者による引き取りサービスを利用しましょう。
その際は、必ず事前の確認を行いましょう。
火葬には主に合同火葬と個別火葬があり、それぞれご遺骨の扱いが異なります。
ご遺骨を引き取りたいという場合には、事前にその旨を伝えてプランの選択をしましょう。
ご遺体安置のために行うこと
火葬を行うまで、ペットのご遺体は丁寧に安置しなければいけません。
そのためには、いくつか道具を用意して、場合によってはご遺体を清めることも必要になります。
ここでは、ご自宅でのペットのご遺体安置について解説します。
まずは体を清めてあげましょう
亡くなったペットは、まず大きなタオルやペットシートなどの上に手足を畳んだ姿勢で安置しましょう。
死後しばらくすると硬直が始まり、体液が出てくることもあります。
そうなっても取り乱さず、汚れは拭き取ってあげてください。
その後は愛用していたブラシなどで毛並みを整えてあげながら、送り出す準備をしましょう。
次にドライアイスで安置しましょう
遺体は常温で置いておくと腐敗が加速します。
腐敗の進行を遅くしてご遺体の状態を保つためには、できるだけ冷やす必要があります。
エアコンの設定温度を下げたり氷を使うのも有効ですが、ドライアイスを使用するとより効果的です。
風にさらされるのもご遺体には良くないので、エアコンを使用する場合は風が直接当たらないようにしましょう。
特に長時間の安置が必要な場合は、箱を用意してその中にご遺体とドライアイスを入れるといいでしょう。
ドライアイスを使うメリットとは?
ペットだけではなく、人間のご遺体を安置する際にもドライアイスは使われます。
ドライアイスは氷や保冷剤よりも約四倍の保冷性を持つため、ご遺体をより低い温度で長時間冷やすことが可能です。
また、溶ける際には気化するため、水になってご遺体を濡らすこともありません。
火葬場へ引き取ってもらうまでご遺体を綺麗に保つためには、低温で保つことと同じくらい濡らさないことも重要です。
ドライアイスの入手場所や注意点
ご遺体を安置するためのドライアイスはまとまった量が必要なため、多くの場合はネット通販を利用することになるでしょう。
単品で購入することもできますが、中には、ご遺体を安置・搬送するためのセットにドライアイスを含んでいるお店もあります。
安置する箱なども必要な場合は、そのようなセットを購入することをおすすめします。
ドライアイスを使う上での注意点
ドライアイスは有用ですが、取り扱いに注意が必要な面もあります。
非常に温度が低いため、飼い主様が扱うときやご遺体に添えるときなどは、直接肌に触れさせてしまうと凍傷を起こしてしまいます。
取り扱う際には厚手の手袋をして、カバーなどを付けてからご遺体に添えましょう。
また、溶けたドライアイスは二酸化炭素になります。
密閉した部屋で大量のドライアイスが気化すると酸欠を起こす可能性があるため、定期的な換気を行いましょう。
まとめ
家族の一員であるペットとのお別れは、簡単なことではありません。
だからこそ、事前に知識を得ておき、適切な業者への手配を行って、飼い主さん自身の負担をなるべく減らすことも大切になります
悲しくなるからと忘れるのではなく、いずれ来る時のための準備はした上で、ペットとの日々を大切に過ごしましょう。